これまでの対人工作活動は対象者に物理的に接するところから始まった。それはアセット化でも無害化でも大きく変わらないスタート地点であったが、これらの工作の大部分が電波工作で代替できる。どれくらいの諜報機関がこの装置を持っているかは分からないが、電波工作は実際に多くの国で行われている。

 

 電波操作の歴史は70年代からスタートしている。CIAのMKウルトラの時点では電波利用の方向性が定まっておらず、遠隔操作の技術を獲得できていなかったと考えられるが、その研究は70年代初頭に打ち切られている。つまり、その後にこの技術が確立されたはずである。

 

電波による遠隔操作が発明された当初は大掛かりな電波工作は行えず、感情操作が中心であっただろう。あるいは、頭痛と脳の異常が最初のステップかも知れないが、いずれにせよ、それだけの技術でも一部の対象者を暗殺できたはずである。

 

その工作能力は時間と共に進展し、今では工作の大部分を電波で代替できるようになっている。その意味では、電波工作の目的は従前の対人工作活動と変わらない。基本的には対象者から情報を抜き出すところに目的がある。違いがあるとすれば、対象者をアセットとして獲得する際に電波工作を利用すれば、以前より容易にアセット化できる。

 

 それは思考のコントロールから始まり、考え方を制御することによってアセット化を受け入れさせる。それだけでは無理な場合は対象者を犯罪者にしたり、事故に遭わせたりする。その際にも電波工作は活躍し、思考操作で犯罪に導いたり、事故を起こしたりできる。このように、電波工作は従来の工作の延長線上として、また補助として使われている。

 

 最終的に対象者を無害化する際においても、電波工作はかなり効果がある。その場合においても電波工作は特殊であり、電波によって対象者を精神疾患に陥れられる。電波を止めると症状がなくなる対象者もいるが、それでも必ず精神疾患的な状態にはなる。また、それだけでなく、対象者を病気にもでき、場合によっては病死や自殺や事故死という形で暗殺できる。

 

 ここまではスパイのいつもの手順を電波化しただけであるが、電波には更に特殊性がある。それは脳波リーディングを行い、対象者の思考を読み取る技術である。これは最先端の技術であり、どれくらいの諜報機関がその能力を持っているのかは分からないが、対象者の考えていることを読み取れる。

 

これは従来の対人工作にはなかった方法論であり、必ずしも対象者のアセット化を必要としないやり方である。また、対象者の思考が読み取れるため、工作者は対象者と秘匿的に脳内で会話ができ、対象者をより操作できる。

 

 

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