攻撃性と恐怖感という感情は小脳にある。それが正確でなかったとしても、それらの感情は確実に後頭にあり、大脳辺縁系にはない。

 

 それは攻撃性と恐怖感が後頭を冷やすことによって抑えられるからである。どれだけ攻撃性が高まっても、後頭を冷やせば切れない。このような単純な方法だけで、基本的に感情障害的な問題行動も起きない。これは実験すればすぐに分かる。冷やせば済む問題である。

 

おそらく、一般的な感情障害もこれで抑えられるような気がするが、自分が理解している範囲では、電波操作によるイレギュラーな攻撃性と恐怖感の上昇は後頭を冷やすことで抑えられる。

 

 ちなみに、攻撃性は理性でも抑えられている。つまり、おでこを冷やしても攻撃性の一部は抑えられる。前頭葉の機能を高めて脳の興奮を抑え、理性が機能する状態を維持すれば、攻撃性が攻撃に転嫁されるのを抑えられる。ただし、その状態では攻撃性の感情は高まっており、それに見合うように理性の機能を引き上げる限りにおいて、攻撃は抑えられる。逆に言うと、前頭葉の機能が相対的に劣ってしまうと、感情障害のような症状が現われる。

 

 これらの事実は情動が大脳辺縁系にあるという考え方と背反しない。攻撃性は一次的感情であるものの、それは一般的に怒りとして情動になる。その怒りはもっと複雑な二次的感情であり、それは小脳にはなく、大脳辺縁系にある。小脳にあるのは攻撃性の感情だけであり、それは思考も対象も伴っていない剥き出しの攻撃性である。

 

 この攻撃性と恐怖感は場所的にも内容的にも原始的な感情である。それが一般的に感情として形を持つためには、情報や対象が必要であり、その結果として感情が生み出される。剥き出しの攻撃性は無性に攻撃をしたい感覚であって、対象を伴っていないため、それだけでは暴発しない。ただし、対象を伴って怒りとなれば、それが攻撃へと転嫁される恐れがある。その感情が前頭葉は大脳前皮質にある理性によっても制御されている。

 

 この攻撃性があまりに高まると完全に理性を制圧し、脳の行動を支配する。つまり、攻撃性の赴くままに攻撃する。そうなると基本的な人間の脳の機能は使えず、結果として、攻撃は行ったものの断片的な記憶とイメージしか残っていないはずである。つまり、他の脳の機能がかなり遮断されている。もしかすると、小脳や脳幹と中脳の一部だけでそのような行動が生み出されるため、一般的に大脳を利用する機能は低下するのかも知れない。

 

 また、逆に言うと、脳の発達の程度が低い動物でも攻撃性と恐怖感はある。大脳辺縁系がなくても情動はあり、それが複雑な感情でなかったとしても、攻撃性と恐怖感を感じる一次的感情を持っている。そして、その感情の変化は闘争か逃避かの体の準備もする。

 

 そして、この攻撃性は電波操作によって高められる。つまり、攻撃性が電波的に高められ、実際に多くの殺人事件がこの操作の影響下で起こっている。それが電波操作の危険な結果の1つの現われである。