電波によって、脳内に図形も送れる。それは眼を通さずに、直接的に映像を認識させることであるが、ただし、それほどクリアな画像を認識したことはない。基本的には、形にもならないような形を認識でき、それが言葉を伴って1つの像を持つ。つまり、電波だけで送れる画像には今のところ限界があり、画像は脳の記憶も使って認識されている。

 

それは実際の視覚がどのように形成されているかに依存している。人が映像を認識する際、目の前にある現実をそのままの形では認識していない。目は光の波長を認識し、それが電気信号へと転換され、その信号が頭の中で記憶と混じり合って、目の前の景色を再現している。

 

もし、網膜で変換させるのと同じ電気信号を再現し、それを脳に直接的に送る方法を見つけたとすれば、眼を通して見るのと同じくらいの光景は再現できる。それはデジタル画像をデジタルのまま送信することに近く、デジタルで情報を送れれば、より再現度の高い映像を認識できる。

 

しかし、実際にはまだそこまで至っていない。その難しさの1つ要因は眼から脳に伝わる電気信号が周波数ではないからである。もし、電気信号が周波数で伝わっており、波長分散的に情報を認識していれば、その情報は電波で脳の外部から送れる。しかし、その電気信号はパルスに近いものであり、網膜にあるそれぞれの光受容体から受けた信号を一対一に対応しながら視覚野に送っている。

 

その結果として、電波ではその電気信号に影響を与えられず、眼から脳に繋がる神経や信号を電波によって制御できない。視覚を再現するためには目の前にある光の情報をパルスに変える必要があり、それは電波操作の限度を超えている。

 

一方で、その信号が脳に入ると、他の情報と組み合わさって像を結ぶ。そこで再現される画像は必ずしも、眼のみには依存しない。それは視覚野で起こっている現象であるが、その視覚野に副次的に影響を与える情報を利用して、人の視覚の一部を再現できる。

 

ここで問題となるのは、人はどのように視覚を形成するかである。目を閉じて考える際に、人は微妙な映像を思い浮かべられる。それは目の前に見える光景と比べると美しくはないが、それは脳内だけで再現されている。その景色は視覚野で見ている。この情報を電波によって送れるが、それほど高精細にならない。これが更に再現度の高い映像になるためには、より記憶によって補強される必要がある。

 

しかし、記憶の再現は電波による映像の送信より難しい。それは記憶の方が個性差は大きく、記憶の細胞の同期化が難しいからである。ただし、言葉を補助的に使えば、電波操作によって記憶をうまく活用できる。つまり、微妙な映像イメージを電波で送り、それを言葉で補助すれば、微妙ではあるが認識できる形を頭の中で再現させられる。

 

それでも、それは微妙なイメージであり、現実的には綺麗な像を結ばせるのは難しい。自分がよりクリアな画像を想起できたのは、強制的にドラッグを体内に入れられたときだけである。

 

その状態下であれば、画像がより綺麗な形を持つ。それは幻覚の1つであり、幻覚が見えるような状態であれば、電波による微妙な画像の認識がよりクリアな像を結ぶことはある。その元になっているのはアナログの情報であって、工作者が頭で想起している像が電波を通して対象者に伝えられ、それが薬の影響でより鮮明な画像になる。

 

 ただし、純粋な幻覚の可能性もある。

 

 

ご一緒に、是非

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