トワイライトラーニングは思考の操作の中では特殊であり、直接的に長期記憶に影響を与える。それが行われていると分かっていても別の記憶が埋め込まれることがあるが、分かっていないと、記憶操作を毎日やり続ければ、そのうちに経験のない記憶を作り出せる。

 

一方で、思考の操作自体は起きている状態でもできるが、覚醒状態での思考の操作には個人差がある。個人的な嗜好や思想が強固である場合、その考えは操作し難い。実際に何らかの行動に起こす際に、その行動に伴う得失を考えるものであり、その得失は脳の報酬体系においては金銭ではなく、感情の得失であり、嗜好が満たされるか、思想が満たされるかになる。

 

その得失が金銭と結びつく場合も十分にあるが、それは思想の結果であって、本質的にはどのような思想体系を持っているかが重要になる。また、得失を意識的に考える場合もあれば、多くの行動においては脳内の感覚的に速やかにその得失の答えが生み出される。それは本能や経験則と表現されるものを構成している。

 

そのため、電波を使って脳内でささやいたとしても、人の行動はささやきのままには決定されない。そのささやきは頭の中の1つの意見に過ぎず、それは相対的な1つであり、絶対的な決定力を持たない。

 

ただし、世の中一般的には、嗜好性は強くても思想性が強い人は多くない。好き嫌いの感情も電波で操作できるが、人の嗜好を変えるのはそれほど簡単ではない。一方で、思想性は一般的に弱いため、正邪の認識はより簡単に操作できる。

 

そこにも大きな個人差はある。例えば、宗教的な人であれば、電波によって宗教的に帰結する正邪の判断に影響を与えるのは難しい。ただし、宗教は全ての社会事象に対して事前に解を持っておらず、そのような対象外における判断は電波によってより制御され易い。

 

宗教でも何でも良いが、ある思想体系に対して強固な考え方を持っていると、それが価値判断の基準となるため、電波でささやいたとしても、なかなか思考を操作できない。電波でささやくことによって、少なくとも、その考えは頭の中で想起させられるが、それを行動へと転嫁させるのはより難しい。つまり、判断基準は必ずしも脳内だけに存在しないため、脳内への影響だけで判断基準を歪められない。

 

違う例で言うと、法的な判断基準は脳の中だけでは変えられない。いくら認識を操作しても、法的な事実基準は頭の外に存在している。脳内で正しいと思うことと法的な正しさは一致するとは限らず、法的な正しさを知るためには外部的な法律の解釈が必要になる。このように強固な判断基準の体系が外部的にあり、それに依拠する側面が大きいと、それほど電波によって行動は操作されない。

 

逆に言うと、強固な判断基準を持っていないと、電波によって簡単に思考は操作され、行動も簡単に制御される。あるいは、電波によって独自の判断基準が作り出され、歪んだ社会観を持った人間を生み出せる。結果として、それなりの時間が掛かるかもしれないが、対象者に犯罪をさせられる。そして、実際に対象者が犯罪者となり、多くの犠牲者を伴う犯罪を引き起こせる。

 

嗜好はより個人的であるため、それを変えるのは難しい。それが単なる思考を送るだけならば、これが良いと言われても脳は納得しない。多くの与えられた選択肢や、頭の中に浮かぶ選択肢の中から比較考量を行い、電波の影響下でも自分の求めるものを選択できる。

 

しかし、ここにも大きな問題がある。電波によって感情を操作できるため、ポジティブとネガティブな感情を操作しながら、ある考え方を電波で脳に送ると嗜好も操作できる。あるいは怒りの感情も操作できるため、それと電波による思考操作を組み合わせると、何らかの特定の対象を忌避させられる。そして、人の行動を制御できるようになる。

 

それを長期間行うと全く新しい嗜好を持った人に変えられる。これは思想においても当てはまり、思想性が弱いと全く違う思想に洗脳できる。それは危険思想にも当てはまり、もともと思想性がない人であれば、より容易に過激思想の持ち主に変化させられる。一般的な洗脳によっても過激思想は植え付けられるが、電波を使うことによって、より確実により秘匿に危険人物を作れる。

 

ただし、対象者を過激思想の持ち主にするためには、その電波を使っている人が本当にその過激思想を信じている必要性があるように感じる。そうでなければ、果たして本当に洗脳できるかどうかは分からない。逆に言うと、実際に電波による洗脳が起こっているため、電波を使っている諜報機関の職員とアセットの中に多数の過激思想を抱いた人たちがいるはずである。

 

電波による思考の操作は短期的に影響を生み出せる場合もある。例えば、恐怖感を感じさせ胃を痛ませると、不安を感じているときと同じ状態が再現され、その状態で電波かあるいは電波以外の方法で信じさせたくない何かを対象者に想起させれば、それが真実ではないという妄想を持つ。それにネガティブな感情を付け加えると、短期的にも一定の妄想を生み出せる。

 

ただし、本来的には妄想はポジティブ側の方が多いかもしれない。攻撃性を高めながら体温全体を上げ、その状態で電波か電波以外の方法で対象者に何かを想起させると、そこで思考させた内容を信じ易くなり、攻撃性の高まりの結果として、その対象に対して敵意を抱く。それがポジティブかどうかは分からないが、何かを信じない妄想ではなく、真実ではないものを信じる妄想が生み出される。

 

 

ご一緒に、是非

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