電波操作で中毒症状も引き起こせる。実際には中毒と言うよりも、もっと広義にオブセッションを引き起こせ、一般的に中毒症状化しないものでも中毒化する。

 

中毒症状の第一歩は方向性のないストレスの高まりである。例えば、何らかの外的刺激に対して怒ったとき、その怒りはストレスであり、実際に怒ることによって解消されることもあれば、それで足りなければもっとエスカレートした攻撃性で解消される。これは方向性のあるストレスとその結果である。

 

それに対して方向性のないストレスの場合は、ストレスの対象もはっきりせず、その方向性もはっきりしない。それは脳内のケミカルバランスがストレスに偏った結果であるが、同時に胸でも感じている。胃より上側の場所で、胸騒ぎや胸がザワザワすると表現する際に感じる感覚が方向性のないストレスである。もちろん、そのストレスは脳内だけでも発生する。

 

このストレスを低下させるために何らかの行動を取ると、それが中毒化したり、オブセッションとなる場合がある。その行動が本質的にストレスを下げるかどうかに関わりなく、その行動によってストレスが下がれば、脳の報酬体系の中で、そのストレスの高まりとその特定の行動がセットとして認識される。

 

そのストレスの低下をたばこで対応するなら、それが習慣化し、ストレスを感じる度にたばこを吸うようになる。それは体が欲するからたばこを吸うということだが、必ずしもニコチンが切れたために、たばこを求めるわけではない。ニコチンが切れればストレスが上がるため、もちろんたばこを吸いたくなるが、ニコチンが切れなくてもストレスの上昇をたばこで回避できるなら、たばこを吸う。

 

中毒は習慣化の結果でもある。あるストレス反応に対して、習慣的にある行動が選択される。それはその行動がストレスを下げると認識されているからである。その習慣的な記憶が中毒を生み出す。

 

ドラッグが習慣化した場合、体内にあるドラッグの量が低下した結果としてそのドラッグを欲する。脳内のケミカルバランスが変化し、ストレスが増加する結果となり、そのドラッグを摂ればストレス値が直接的に減少するからである。そして、体がドラッグに慣れてくると効きが弱くなるため、もっと多量のドラッグを求める。

 

この際にどのようなドラッグを追求するかは、ストレス値の上昇とそのストレスオフとしてのドラッグが最初の段階で、どのように脳内の報酬体系の中で結びつけられるかによる。その2つが結びついてしまうと、ドラッグが抜けた後に体内のケミカルバランスが通常状態に戻っても、方向性のないストレスが上がった際に、またそのドラッグを求めるようになる。つまり、中毒は必ずしも中毒性の薬物の結果ではない。

 

これは全てのオブセッションに当てはまり、ネットですら中毒になる。どんな方法であっても、脳内の報酬体系の記憶の中でストレスの増加とそれに対するストレスオフ行動がセットになると、ストレス値の上昇と共にその行動を取る。

 

問題はこのストレスを電波で引き起こせることと、対象となる中毒やオブセッションを電波で誘導できることである。ただし、理性の制限があるため、電波操作だけでは中毒にする対象には限界が生じる場合がある。例えば、ドラッグを利用しないと倫理的に決めている場合、電波操作だけはドラッグには手を出さず、結果として特定のドラッグに対する中毒は引き起こせない。

 

この倫理的規範が強くない人の場合は、時間を掛けてマニピュレーションすれば、対象者を落とせる場合もある。それでも物理的にどうやってドラッグを手に入れるかという問題がある。そう考えると、工作者が対象者をドラッグ中毒にするためには、ドラッグディーラーを物理的に手配し、対象者の傍に近づけている可能性が高い。

 

ドラッグまで行かないものの、オブセッション以上の症状として強迫神経症がある。基本的には同じ方向性の問題であり、ストレスが発生し、それに対して何らかの行動がストレスオフとしてセットされると、ストレスの上昇と共に強迫神経症的な行動を引き起こせる。これも電波で操作でき、この場合は犯罪行為ではないため、ドラッグよりも容易に症状を引き起こせる。

 

基本的には、漠然としたストレスに対してどのようなストレスオフを選択するかが問題になるが、方向性を持ったストレスの場合にも中毒は生み出せる。例えば、攻撃性を高められた際に、それは方向性を持ったストレスであるが、それが何らかの中毒によって解消される場合がある。つまり、怒りや疲れをドラッグによって解消するようなことである。

 

それがセット化すると習慣化する。その方向性と中毒的な行動は根本的にマッチングしないが、習慣化すれば、方向性のストレスでも関連しない方法でストレスオフできる。

 

その場合、中毒を超えて、性的倒錯や殺人に至る場合もある。それらの行動は中毒やオブセッションと同方向にある現象であるが、その結果はより極端になる。そこまで至る電波操作は中毒化させる以上に難しいが、時間を掛けてマニピュレーションすれば不可能ではない。 

 

 

ご一緒に、是非

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