電波操作は歴史的に発展し、まだ発展途上にあり、近い将来にはもっと人間をリモートに制御できるようになる。その発展は技術的な発展であり、それらの技術は突然生み出されるのではなく、いろいろなブレークスルーを通して少しずつ付加されている。その経緯は電波に限らず、はほぼ全ての技術に当てはまることであり、電波による操作も他の技術革新と同じように進化している。

 

それらのブレークスルーはソフト的なものもあるが、ハード的なデバイスもある。どちらかと言うと、電波操作に関してはハード的な側面の方が強いだろう。それはデジタル解析に限度があるためであり、アルゴは新たな可能性を生み出し得るが、それでもリアルタイムに稼働させるためにはハード的な要求が高くなる。

 

それは人間の脳が複雑であることの結果かもしれない。その再現に近い作業をするためには、依然としてハードの能力が不足している。

 

デジタル解析のような複雑な作業を除けば、電波操作のデバイスは限られている。基本的に必要なのはアンテナである。送信機と受信機が必要になるが、単純な形においては送信機だけで構わない。アンテナは巻けば小さくできるが、古くからある設備においては大きなアンテナである可能性が高い。住宅地に不必要な大きな電柱やポールが立っていれば、それが関連のアンテナである可能性が高い。実際に、そういう意味不明の電波塔を見たことはある。

 

一方で、ポールだけだと指向性がないため、その送信機の周りの人たちに等しく影響を及ぼす可能性がある。それは電圧に依存しており、その電気の強さによって影響が及ぶ範囲が変化する。ただし、同じ電波でも全く同じ影響がでるとは限らないため、個人差が大きければ、周りの人全てが同じ影響は受けない。しかし、対象者に向けた電波は近隣にも影響を与えるため、不測の影響を受ける人たちがその周りに多く生み出される。

 

それを避けるためには、指向性の高いアンテナに換える必要がある。それを住宅地で見たことはないが、警察が持っている通信用のアンテナの中にはそれに適したものがある。それは一定の高さがあり、パラボラアンテナのような指向性を高める機構を持っており、また長波が出せるように長めのアンテナがとぐろを巻くように繋がっている。

 

結果として、大型のアンテナと持ち運びできるような小型のアンテナと警察が持っているアンテナがある。そして、内閣情報調査室が持っているレーダー衛星がある。デバイスは一つではなく、複数あり、それぞれのデバイスできることにも差がある。日本で衛星の体制が確立するのは2013年以降だが、2000年代前半には衛星でも技術的に一部の作業が可能できたはずである。ただ、フルカバレッジではなく、電波操作の種類にも限度があったはずである。

 

大型のアンテナは固定の対象者を狙うために誰かが設置したものであり、それを特定するのは容易だと思うが、小型の持ち運びできるものはそれほど容易に発見できない。どれくらいまで小型化でき、どれくらいの強さの電波を送れるかは分からないが、小型化できれば動かせるので場所の特定は難しい。

 

一方で、電波を発するため、距離が遠く電波が弱くなったとしても、その瞬間にどこから電波が出ているかは特定できるだろう。また、電波の強さは電圧や電力に依存しているため、長時間電波を出すためには電源が必要であり、そうなると送信機のモビリティには限度がある。

 

日本の警察にはこの装置を作る技術もなければ、これらの電波を利用する技術もない。しかし、実際には警察の権限が及ぶ範囲の中にこれらの技術がある。内閣情報調査室は内閣の下にあるが、その多くの要員は警察から出向しており、衛星センターを管轄する職員も警察から出向している。

 

現実的に警察がこれらの技術を手に入れるためには、CIAから技術を貰うか、民間の技術協力を仰ぐ必要がある。おそらく、両方ともが答えである。基本的なコンセプトはCIAから移入し、補助的に民間の支援を得ることで、日本の警察もこれらの装置を利用できるようになった。

 

この装置は公安が主に利用していると思われるが、それ以外の組織も利用している。さすがに衛星を利用できるのは、内閣情報調査室と米軍とCIAだけだと思うが、それ以外の周辺国の衛星も同じ機能を持っているものがあるはずであり、それが日本に影響を及ぼしている可能性はある。それ以外の装置はもっと容易に利用できるだろう。

 

衛星以外のレーダーでも対象者の脳をリーディングできる。これは長波ではないため、装置的には難しくない。ある程度の近距離であれば、電力消費量も限られており使い易い。

 

しかし、このレーダーで対象者の思考を読み解くためには、レーダーに戻ってきた電波を読み解く必要がある。障害物がなく、ノイズがなければ、読み解ける可能性は高くなる。それは戻ってくる電波が対象者の人体の影響だけを受けた電波だからである。ただし、それですら簡単に読み解けるとは限らない。デジタルに解析する必要はないものの、完全な形で元の脳波を再現する必要がある。もしかすると、レーダーの方に特性があって、ある周波数帯ではリーディングがやり易くなる可能性はある。

 

また、その電波を再現した後に電波を個性差に合わせて変換させる必要があるだろう。これらは可能な作業であるが、単純な作業ではない。

 

そこで再現された脳波はそのままの電波の形で解読者の頭に流される。それがその人の読み解ける脳波帯に変換されれば、思考をリーディングできる。その脳波を変換させる装置自体は複雑ではないが、それをどのように変換するかは難しい。対象者と解読者の周波数の個性差と差異を事前に把握する必要があり、その解読ができれば思考も解読できる。

 

解読者に電波を流す一つの方法は有線で繋ぐことである。それはブレインマシーンインターフェースであり、無線で得られた情報をインターフェースを通して有線で解読者の脳に送れば、思考リーディングの準備は整う。この際に有線ではなく、無線で情報を送ることもできる。つまり、無線で対象者の脳波情報を得、その情報をまた違う無線で解読者に送る。

 

ここで1つ問題になるのは、どのようにして長距離に情報を送るかである。電話線のような有線で送ると、現代的にはそれらの情報は一度デジタル化され、そしてもう一度アナログ情報として変換される。その場合、周波数パターンが劣化するため、中継にデジタル化が利用できない。それを避けるためにはアナログ的に接続の帯域を確保する必要がある。帯域さえ確保できれば、その情報が違う周波数帯にアナログ変換されて通信されたとしても、元に戻す際に劣化しない方法を採用できる。

 

一方で、相手に考えを送ったり行動を制御したりするのは、リーディングよりは容易である。相手の状況がリーディングできない中で脳や身体を制御するためには、別の方法で相手の状況を理解する必要があり、それは盗聴や盗撮で補える。思考を送って独り言を喋らせられれば、その思考が届いているかどうかは分かり、どのように影響を与えているかも分かる。

 

これらの工作の組み合わせが最新技術の一歩手前になる。電波を送る側の脳波はリーディングされる必要があるが、それは有線で繋がっているので難しさはない。ただし、それを電波で送る必要があり、それを対象者の周波数パターンに合わせて変換する必要がある。脳波の個性差が大きい場合、どのような周波数帯が影響を与えるかを確定させるのに時間が掛かるかもしれないが、一度確定させてしまえばその周波数パターンは永久的に利用できる。

 

それよりも容易な技術が単純な周波数パターンを送ることである。それだけでも十分に他人の脳や身体に影響を与えられる。その場合のデバイスは送信機だけでも構わないが、状況を理解するためには補助的に盗聴を使うかもしれない。

 

それだけの技術枠組みでも内蔵や脳の痛みを生み出せ、脳に精神疾患的な症状を生み出したり、内臓疾患も生み出せる。一方で、個性差を読み解けなかったり、あるいはそもそも影響を及ぼせない場合もある。単純ではあるが、簡単に電波による工作ができるとは限りらない。この方法論はより汎用的に利用されている可能性がある。

 

技術的には今後デジタル解析が進むだろう。現時点ではどれくらい進んでいるか分からないが、どこかの段階でリーディングに人を利用する必要はなくなるかもしれない。感情操作や痛みのような影響を与える技術のデジタル化は可能である。デジタル情報を利用することで、より影響の出るパターンを見つけ易くなり、よりひどい被害を生み出せる。