電波操作のどこかの段階でレーダーの方法論が発展する。それは超長波の電波ではなく、もっと短い波長を使っており、その技術発展は電波の操作を違うレベルまで引き上げる。つまり、他人の思考を電波で読み取れるようになる。

 

一般的にレーダーは直線的で、電波を当てそれが跳ね返ってくることで相手の位置や形状を判断する。それが音だとソナーになり、基本的には同じ構造で対象を判断する。これが直線的に跳ね返らないと相手が判断できない。レーダーを当てても、それが違う方向に反射する部分が多いと、対象物が判断できなくなり、その対象物はステレス的な効果を持っている。

 

このレーダーを人に当て、その跳ね返ってくる電波を見るとそこに人がいることが分かるが、この跳ね返ってきた電波は元の電波とは微妙に形状を変えている。それは人間が電波を発しているからである。送信されたレーダーの電波は人間が発する電波によって形状が変化し、それぞれユニークな形状となって受信される。

 

その変化したレーダーと元のレーダーの差分に時間等による歪みを調整すると、そこにいる人間が発していた電波を再現できる。その作業は物理的に可能なはずであり、デジタルで処理する必要はない。

 

レーダーを使わずに対象者の思考を読み取るためには、人間が発している電波自体をアンテナで拾う必要があるが、それでは電波が微弱過ぎるため距離が離れると解読できなくなる。

 

人間に発信器を埋め込めばその電波を強くできるが、そのためにはかなりの電力が必要になる。携帯のパワーアンプはかなりの電力を消費し、その上、かなり長めのアンテナが必要である。そう考えると、小型の発信器を人間の体に埋め込んで、そこから情報を抜き出すことは不可能である。出来るとすれば、間欠的に電波を発信して、位置情報を示すくらいだろう。

 

基本的にレーダーを使って脳波の情報を得ているが、それはレーダー的である必要性はない。対象者に電波を当て、その変化した波長を別の場所で拾っても構わない。つまり、真っ直ぐに跳ね返す必要はない。どこかから電波を出し、その対角にアンテナを置き、そこで情報抜き出すことも可能である。

 

つまり、近距離からレーダーを当て、それを直線的に回収した方が精度は高いだろうが、ある程度距離が離れていても電波の方向性を把握できれば、十分に脳波情報を入手できる。そこには時間差と精度差があるが、使う電波帯によっては誤差を抑えられる。

 

これが意味することは、電波を使う際には、必ずしも近くにずっといる必要はなく、ある程度離れた距離でもレーダーを利用できる。この2つの方法の限界は相手が固定した位置にいる必要がある点である。それはレンジであって、一定の範囲を持っているはずだが、そのレンジは数メートルの範囲である可能性が高い。

 

つまり、相手の思考を読み取るためには固定された場所が重要になる。あるいは、以前は特に場所が重要であった。そして、どこかの段階から衛星が使えるようになった。

 

衛星を利用するのは政府の機関であり、軍隊と司法機関と諜報機関だけである。そして、衛星の電波をどこかの方向に向けて放出する必要があるので、一つの衛星から複数の電波を出せたとしても、対象者の数が衛星の数で制限される。つまり、衛星による電波操作の対象者として一般の人が選ばれることはないが、それでも衛星による操作は行われている。

 

自分の受けている実感からすると、衛星とそれ以外の装置ではレスポンスタイムが異なる。衛星からレーダーを出すと、往復分の時間とそれを地上に送る分の時間が掛かるので、コンマ何秒か遅くなる。更に衛星から長波を出した場合は、都合2往復分になる。それが意味しているのは、衛星が利用されていることと、衛星以外の方法が確立されているということである。

 

ここで1つ問題となるのは、日本がどの衛星を使っているかということである。現存する衛星の中に別機能として組み込まれているのか、それとも機能の一部に組み込まれているかのいずれかになる。

 

日本の衛星を考えると、静止衛星にその機能があるとは思えないので、内閣情報調査室が持っているレーダー衛星の中にその機能がある可能性が高い。それを複数運用することで、日本全体を常時カバーできる。実際に日本を準天頂軌道で常時カバーするためには衛星が4機必要であるが、複数台あれば日本の上空をかなりの時間カバーできる。レーダー4号機は2013年に打ち上げられているので、その時点で著しく能力が向上している。

 

打ち上げのタイミングを考えると、日本が衛星による電波操作技術を確立したのは意外と最近の可能性がある。レーダー3号機と4号機の打ち上げ間隔が狭いため、その直前に何らかの技術的なブレークスルーがあって、4号機と共に完全な運用体制ができたかもしれない。

 

一方で別の可能性もあり、アメリカの衛星をそのまま利用し、日本が技術的にはまだそこまで至っていない可能性がある。しかし、自分に対するオペレーションは2013年以降には確実に日本で行われており、また移動距離が長かったために衛星が使われている。CIAが主になってオペレーションを行ったとしても、日本の警察と内閣情報調査室の協力が必要なため、その時点までには必要な技術は移植されているはずである。つまり、内閣情報調査室の衛星に思考リーディング用のレーダー技術が利用されている。

 

技術的には、跳ね返ってきたレーダーから脳波が分離できるようになると、思考リーディングの可能性が広がる。あるいは、ほぼリアルタイムに対象者の身体の制御もできるようになる。衛星であればコンマ何秒かの遅れはあるものの、それくらいのタイムラグで思考を操作できる。特に喋る前に頭の中で考え、それから喋るという形を取ると、ほぼリアルタイムで会話を操作できる。

 

この会話の操作には限界があって、その通りに喋らせるのは簡単ではない。もちろん、口の筋肉もコントロールできるので思考以上の操作はできるが、それでも電波で外から影響を与えるために、対象者の脳が自立的に動く極小時間があり、そのために完全なコントロールは不可能になる。

 

この操作から逃れるために、その極小時間のウィンドウを利用してほぼ考えずに喋ると、外からの電波ではほぼコントロールできない。ただし、何を喋っているかも分からなくなるので生活上は問題があるが、結果として、電波によってコントロールされている証左にもなり、コントロールの機械や方法論が複数あることも実証できる。

 

口の操作よりも手や足の身体のコントロールの方が容易であり、走るような一定の慣性が付随する行動であれば、電波によってほぼコントロールできる。つまり、自分の意思とは関係なく、体が勝手に走り出すという意味である。この操作も自分の脳で制御できるが、そのためにはかなりの集中力が必要となり、普通の状態ではコントロールできない。

 

 そして、これらの操作はレーダーを本来的に必要としないが、レーダーを使うことによって、相手の状況をほぼリアルタイムで把握できるようになり、電波による工作の精度が向上する。