18 脳波リーディング

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相手に影響を与えるだけなら、脳波を読み取る必要はない。被験者に電波を当てる実験を行い、電波によって脳や体にどのような変化があったかを調べれば、電波による影響が判明するので、脳波を読み取る必要はない。

 

また、それが数値としてどのように変化するか調べるとしても、有線で調査できるので、無線で電波を読み取る必要性は高くはない。機械的な問題として無線を利用すると電圧や指向性の問題があり、その影響を確かめる必要はあるが、それは直接的には周波数の問題ではなく、別の問題として処理する必要があり、必ずしも無線によるリーディングを必要としない。

 

しかし、人間の考えていることを把握するためには脳波をリーディングする必要がある。この人間の思考も他の脳の活動と変わらず、それぞれに特徴的な脳波を発する。

 

例えば、手を思うように動かせるのは脳が機能する結果であるが、その手を動かすことと頭で考えることは共に脳の活動である。最終的に手を動かす脳の番地はもう分かっているのに対して、思考する場合はいろいろな場所を使うので、正確な番地が分かるわけではない。しかし、手が上に動く場合は、何らかの理由や必要があって手を動かしているのであり、やはり脳のいろいろな場所を利用する。つまり、脳の活動としては考えることと体を動かすことには大きな差がない。

 

脳の思考も脳波と化学物質で説明できる。その関係が複雑で、どのような現象が起こっているかを正確に記述できないにせよ、単純な現象の延長線上に複雑な現象はある。例えば、薬物を与えると思考が歪み、幻覚を見ることがある。どんな幻覚を見るかは分からず、幻覚がどこから生じているかは分からないが、幻覚を見る。一方で、ある電波を与えると思考が歪み、やはり幻覚を見ることがある。それは同じ現象である。

 

ある行動や思考の脳波パターンが分かれば、外から電波を与えることによって同じことが再現でき、また脳波パターンの意味が分かれば、脳波から思考自体も読み取れる。

 

この思考リーディングを行う場合、有線と無線では大きな差がある。有線の場合はそのまま電波を拾ってリーディングできるが、無線のように距離が遠くなると、脳波をそのまま読み取ることは不可能である。あまりにも微弱な脳波を遠く離れたアンテナで拾うことは不可能であり、どれくらいの距離まで読み取れるかは分からないが、1メートルでも無理だと思う。

 

無線で脳波を読み取るためには、レーダーが必要になる。ある電波を脳に当てて、それが跳ね返ってくると脳の電波の影響を受け、異なった電波になって返ってくる。それを読み解けば、どのような電波の影響を受けて、レーダーが変化したかが分かる。その影響を与えた電波は脳波であり、それを抽出できれば脳波を再現できる。

 

一般的なレーダーの場合、送信と受信は同じ場所かほぼ同じ場所で行っているが、この場合、送信と受信が同じ場所である必要性はない。どこかでレーダーを送信し、それを違う場所で受信したとしても、脳波による変化を拾えれば脳波を読み取れる。

 

この場合、レーダーとして出される電波は超長波である必要性はなく、もっと直進性の高い電波で構わない。問題は変化を読み取れるかどうかだけであり、その変化どうやって解読するかは別の問題になる。

 

その解読には一般的に2つの方法が考えられる。1つはデジタルに解析することで、その得られたデータを解析して、元のデータを取り出す方法である。もう1つはアナログのまま認識することである。レーダーで得られたデータがあり、そこからレーダーの元周波数を分離すると脳波が得られる。それがどのような周波数パターンであるかをアナログ的に理解するのは難しいが、そこにどのような脳波があったかは物理的に分離できる。