心残り

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往年の二枚目俳優(もう死語の世界かな?)ファンファンの名で有名な岡田真澄(享年70歳)が食道がん再発のために亡くなったとネットニュースで流れた。


古くは「マグマ大使」で江木少年の父親役、「仮面のりだー」では敵役のファンファン大佐、そしてつい最近まで「サル知恵」なるクイズ番組の司会で活躍していたのだが、さすがの彼も病魔にはついに勝てなかったようだ。


彼にはまだ7歳の娘がいるのだが、そのことを知っている妻が「まだ小さい子どもがいたのに、さぞや心残りだったでしょうね・・・・・」と私に向かって言うので、それが妙に癪に障って「自分が死んでいくのに、わが子どもの行く末を心配しない親なんて何処にもいないさ」とつい怒り口調になって言ってしまった。 そういえば妻も私と同じ人の親だったのだ(汗)


ただ、妻にはまだ理解ができないのだろう。 老いというものが、まだ実感できていない年齢だからそんなことが言えたのだと思う。


生きてきた年数が半世紀を越え、残りの自分の寿命を考えるとき、人は己の煩悩の深さを知るのだ。 心残りは程度の差こそあれ人には必ず有るものだと思う。


私の周りにも、若くしてこの世を去らなければならなかった友人たちが数は少ないが居た。 それぞれは事故や病気で亡くなったのだが、通夜や葬儀の場で残された未だ若い家族の姿を見るのが辛かった。



私は死んで行った彼らに生かされていると云う自覚は有るし、我が子や孫達の代まで生きていたいと思っている。

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