いずれやって来る
異常気象の8月が終わったかと思ったら、もう既に今日は9月も3日です。
8月31日が金曜日だったので、子供達にしてみればもっけの幸いとなった2日間のアディショナルタイム。なかには、ここで一気に夏休みの宿題を済まそうと親子揃って拍車をかけた家族もあったかもしれません。
かと思うと8月の台風に引き続き、最強21号が明日あたり上陸するとか。昨日の天気もいくらか涼しくなったのは良いのですが、朝から大雨を予感させるような雲行きでした。
また、前回の台風や大雨で被害を蒙って、ボランティアの助けもあり少し復旧しかけ癒え始めてきたところへ、再び傷口を広げるような大型台風の襲来予報です。
今年の気象は例年と違い先を読むのが難しく、大雨などでの川の氾濫・土石流や、崖崩れの発生に対処する間もない程、気象変化の方が極端に早いようです。
例年にない、異常続きの天候です。それに触発でもされたのでしょうか、天気がその後急変して夕方にはドシャ降りになった土曜日の朝のことなのです。まだ朝日が燦々と降りそそいで強い日射しに晒されているベランダに出て、その異常に気付きました。枯れ果て小さくなったヒマワリにもなんとなく未練がましく、水遣りを続けていたのですが、行ってみてビックリ、枯れた茎の途中の葉のあたりに小さなヒマワリが咲いていたのです。
「えぇ~こんなことってあるんだ」と枯木に咲いた小ヒマワリを、「これは何か良いことの兆しかも」と思いつつ、しみじみと眺め佇みました。
9月1日は震災記念日、1923年(大正12年)9月1日正午少し前に東京を襲った関東大震災。あれから95年が経過しましたが、地質学的に云って周期的にも関東方面に大地震はいずれやって来るのかもしれません。
当社もISO委員の皆さんが、緊急災害時対応手順の整備、備蓄備品の充実、緊急連絡網の手段構築に余念がありません。
また、9月15日になれば、あの2008年に米リーマンショックから10年、いずれまたやって来るであろう次のショックに、今から何かしらの準備をしておいた方が良いのかもしれません。そんなことを話し合いながら、出先の八重洲近くの有名な喫茶店でご馳走になったコロンビアコーヒーのほろ苦さとモンブランケーキはいずれもまたやって来たい絶品でした。
本日も小生のブログにアクセス頂きまして誠に有難うございます。
何度となく書いてきましたが、平成バブルの崩壊もリーマンショックによる金融危機も経験した身としては、やって来るであろう次なるショックに、あの時に得た経験や教訓をどのように生かすべきかを今のうちから考えておく必要があろうかと思っています。
と申しますのは、何となくではありますが、日銀の状況、米中貿易摩擦、トルコに始まる新興国の通貨急落などを観るにつけ、僅かではありますがなにか予兆のようなものを感じるのですが、皆さんはいかがでしょうか?
平成バブルが崩壊したときは、土地神話に馴らされてきた後の初めてのことでもあり、国土法や銀行の総量規制に遭っても、そのうち回復するだろうという期待が大きく、経営の舵取りが遅れ、かなり痛い目にあいました。
でも価格の下落はそれほど極端ではなく、徐々に進行して終わってみれば半値、いや場所によってはそれ以下になっていたと思います。
それに比較して、リーマンショック後の不動産価格の変化は急落と云っても過言ではなかったと思います。また金融界では「貸しはがし」等と云う言葉も生まれました。
確かに今思えば、それ以前のサブプライムローン問題はあったものの、それがまさか過剰レバレッジによる商品となって世界の隅々に色々な様態で行き渡っていたとは思いもよりませんでしたし、それをリーマンショックの予兆と考えた人は当時少なかったのではないかと思います。
また、このときは直前までミニバブル(証券も不動産も)状態でしたので、利益を上げている最中に急ブレーキをかけられる経営者は居ない、いや少ないのではないかと思われます。
リーマンの時、当社は以前の痛みに懲りて、平成バブル崩壊の経験をかなり遅ればせながらでも、ある程度活かせましたので、被害どころか、マリオンボンドの投資家の皆さまのお蔭もあり、逆にチャンスと捉えることができたように思えます。
現下の状況をどう見るかは人それぞれと思いますが、ITの発達やAIの導入で金融も不動産も商品化、証券化されるものは増々複雑化していく中で、リスク回避のため先に手を打つなど口では云えても、実行することはなかなか難しいのではないでしょうか。
経済的危機にも、地震のように周期的に「いつかやって来る」その日に備える覚悟だけは、しっかり持つことが大切かもしれません。
本日のボンドランチ
これだけ炭水化物を摂れば
いずれ肥満もやってくる??
もう既にでしょ・・・・
<土地神話>
不動産の価格は絶対下がらず、必ず値上がりすると云う神話のような思想のことです。
バブル崩壊まで信じられていました。
それでは当社スタッフのブログをご紹介しましょう。
小林さんのブログ:手軽で意外と美味しいなら、非常用食料を常用していれば非常の時に困らないですね。