違憲判決が出た!!

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うお座 ねえねえ、むっくん、なんだか一昨日(平成20年6月4日)、最高裁判所で違憲判決が出たって知ってた?


ウサギ 当然だぷー


うお座 かおるん、よく分からないんだけど、どういうことなの?


ウサギ 前、憲法のときに話をしたけど、日本は民主主義である以上、多数決で法律が決まるっていう話をしたのは覚えている?


うお座 うん、あの時はとっても勉強になったわ


ウサギ でも、ただの多数決だと少数派の人が害されるから、それを守るために憲法があるっていう話をしたよね


うお座 うん


ウサギ 法律はみんなで決めたもんなんだから、国民全員が守らなければならない。でも、少数派の人を害するような法律があったら、裁判所が「そんな法律は憲法に反するからだめです」っていう形で少数派の人を守ってあげる、これを違憲判決っていうんだ


うお座 うん、それで今回はどういうことなの


ウサギ 今回はこういう事件だったんだ。日本人のお父さんとフィリピン人のお母さんの間に子供が生まれたんだけど、その日本人のお父さんとフィリピン人のお母さんが結婚してなかったんだ(さらに、生まれる前に認知もしていなかった)。すると、日本で生まれて日本で育っているにもかかわらず、その子供は日本の国籍がもらえないんだよ


うお座 えー、なんで。だって、その子は日本で生まれて日本で育っているんでしょ。しかも、お父さんは日本人だし


ウサギ でも、今の日本の国籍法っていう法律では、そういう場合には、日本の国籍はあげませんって決めてるんだよ


うお座 なんだかその子、かわいそう。だって、お父さんは日本人で、日本語しかしゃべれないし、日本に住んで、日本でこれから生きていくのに日本国籍がもらえないなんて・・


ウサギ そうだよね。そこで、「憲法」が大活躍したんだ。最高裁判所っていう日本で一番えらい裁判所が、国籍法という法律は少数派(今回はその子供たちだね)の人たちを必要以上に苦しめるものだから、そんな法律はだめです、って断言したんだ。そして、その子供たちに日本国籍をあげたんだよ。つまり、両親が結婚していれば日本国籍がもらえるのに、結婚していないと日本国籍がもらえなくなって、それは「不合理な差別」だから、許されないって判断したんだよ


うお座 うわー、すごーい。最高裁判所ってすごいね。それに、憲法もすごいね


ウサギ そうなんだよ。憲法っていうと、何だか遠くに感じるけど、こうやって僕たちを守ってくれる最後の砦、それが憲法なんだよ


うお座 じゃあ、私たちは憲法を大事に守っていかなきゃいけないね


ウサギ もちろん、そうだよ。でもね、時代が変わればいろいろな事情も変わってくるよね。だからそれにあわせて憲法も変化していく必要もあるんだよ


うお座 でも、そんなに簡単に憲法を変えちゃってもいいの?


ウサギ そこが難しいところなんだよ。簡単に変えられるようだと、最後の砦としての役割も果たしにくくなるし、でも全く変えないって決めるのも問題があるし・・


うお座 何だか、憲法を修正するかどうかって言うのはとっても難しい問題なんだね。


ウサギ そうなんだよ。一概にどっちがいいか言い切れないんだよ。最近、この憲法改正についてはすごく議論されているから意識して新聞を読むといいよ。基本的に読売新聞は憲法は変えた方がいいっていうスタンスで記事を書くことが多くて、逆に朝日新聞は憲法は変えないほうがいいっていうスタンスで記事を書くことが多い。どっちが正しいとかじゃなくて、こういった視点をもって、新聞を読むと勉強になると思うよ



うお座 むっくんって何でも知っているんだね。ちょっと、ほれちゃうかも


ウサギ てれてれ。てへへ。じゃあ、にんじんちょうだいぷー


うお座 これがなきゃいいんだけどね
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