憲法って何? その2

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ウサギ じゃあ,この前のつづきからいくよ

うお座 えっと,たしか,単なる民主主義はいけないってところからだよね

ウサギ なんか考えてみたかい

うお座 難しくって・

ウサギ 結局は,あまりに少数者を害するようなことはしちゃだめ,言葉を変えると,個人の自由と権利を害するような結論はいけないということだよね

ウサギ つまり,個人の自由と人権を侵害しないという制限つきの民主主義でなきゃだめだ,ということだ。これを自由民主主義ならOKみたいな言い方をするんだよ。

うお座 個人の自由を守った上での民主主義というイメージってこと?

ウサギ そのとうり

うお座 ふーん,多数決っていっても何でも決められるわけじゃないんだね。

ウサギ そう,そこが大事なんだよ。制限つきの民主主義になるんだよ。

うお座 でも,制限付きの民主主義って言われても,多数決で何を決めてよくて,何を決めちゃいけないの? その辺が分からないよ。

ウサギ そこで,出てくるのが憲法なんだよ。憲法には,法律で何をきめてよくて,何をきめちゃいけないかがしっかりと明示されているんだよ

うお座 憲法にそんなことが書いてあるんだ! かおるん,びっくり。

ウサギ そうなんだよ。憲法っていうのは,法律を作るための枠組みを定めている,つまり,法律を作る際の指針となるルールブックということになるんだね。だから,憲法に反する法律を作っちゃだめ,ということになるんだ。

うお座 つまりこういうことなの

えっと,法律は国会議員の多数決によって自由に作ることができるのが原則。でも,憲法の内容に反する法律を作ることはできない。

ウサギ そのとおり!

ウサギ 言い方を帰ると,国民は法律というルールにしたがわなければならない,そして,法律は憲法というルールに従わなければならない,ということになる。

つまり,法律は国民をしばるための道具であり,憲法は法律をしばるための道具なんだよ。

うお座 じゃあさ,例えば,憲法の内容に反するようなひどい法律ができたらどうなるの?

ウサギ その時にこそ,憲法は威力を発揮する。例えば,国会が国民をいじめるようなひどい内容の法律を作ったとする。その時には,僕たちは,「その法律は憲法に反するから意味の無いものです」と主張すればいいんだ。すると,その法律は国会の多数決で認められたものであるにもかかわらず,意味の無いものになるんだよ。

うお座 えー,そんなことができるの,すごいじゃない。でも,そんなの理論上の話で実際にはそんなことないんでしょ

ウサギ いやいや,日本でも,戦後に何度もそうやって「その法律はだめ」ってなってきたことがあるんだよ。

うお座 そうなんだぁ。なんか,すごいなぁ。なんか,憲法って,私達国民を守ってくれる盾みたいなものなんだね。

ウサギ そうなんだよ。だからこそ,憲法っていうのはとっても大事なものなんだよ。

憲法と法律が全く違うものだっていうことはこれで分かったかな

うお座 うん。すごくよく分かった。つまり,南斗と北斗はまじわることがないってことだよね。

ウサギ 我が講義に一片の悔いあり・・・
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