むっく~ん!!
ドキッ!朝から大声でどうしたのよかおるん??
うちの犬が車にぶつけられちゃったの!
エッそうだったの!具合はどうなの?
ありがとう。幸い大事には至らなかったから、しばらく包帯巻いていれば治るって。
それはよかったね! …それにしては怒ってるね。
そりゃそうよ!
だってさ、車を運転してた相手と話し合いの場を持とうとしたら、「飼い主がちゃんと見てないのが悪いんだろ。それに人間はぜんぜんケガをしてないんだから、慰謝料なんて払わないぞ」って言って、ぜんぜん取り合わないんだよ!
うーん。ぶつけた方としてはあんまり誠意のある対応とはいいにくいかも。
そうでしょー。
私達家族にとっては、犬だっていっても大事な家族には違いないんだよ。それをさ、そんな慰謝料にも値しないようないわれ方をされたら頭にきちゃうよ!
むっくんさあ、ペットの犬がケガをさせられたら、ちゃんと慰謝料の請求だってできるよね?
うん、具体的な状況にも関わってくると思うけど、もし相手に落ち度があったり、わざとやったりっていう場合なら、ちゃんと請求できると思うよ。
やっぱりそうだよね~。それをきいて安心した。
じゃあケガをしたのはワンちゃんだから、ワンちゃんに慰謝料請求させようかな。
あ、えっとねかおるん、ワンちゃん自身は慰謝料請求できないんだ。
そうなの? なんで?
それはね、法律上、犬は人間のように生き物として捉えられてないからなんだ。
あくまで、犬は民法でいうと、「動産」、つまり「モノ」にすぎないんだよ。
ワンちゃんがモノ…全然しっくりこないよ。
うーん、ワンちゃんも家族だと思えばそれが自然だよね。ただ、あくまで法律は人間のためにつくられたものだから、それ以外の生き物については、どうしてもそういう捉え方になっちゃうんだ。
その代わりに、そう捉えることで、結果的には相手に慰謝料請求することができるようになるんだよ。
ふーん。それはどういうことなの?
それはね、かおるんはそのワンちゃんを家族のように大事にしてるでしょ。今回みたいにケガをさせられたら、もう心配で心配でたまらなかったでしょ。
もう心配で夜眠れなかったよ~。
うんうん。
そうするとね、ワンちゃん自身は「モノ」だから慰謝料請求はできないとしても、飼い主のかおるんが大事な「モノ」を傷つけられたことによって、精神的な痛み・苦しみを受けたわけでしょ。だから、そのことについて、かおるんが相手に慰謝料請求することができるんだ。
もちろん、さっきも言ったとおり、請求が認められるにはケガについて相手に落ち度(過失)があったか、わざとやったか(故意)っていう事情が必要だよ。
それはあるハズだよ。だって私達はちゃんと歩道を歩いてたのに、向こうが勝手に突っ込んできたんだもん。
そっか。それなら相手に落ち度はありそうだから、多分かおるんの慰謝料請求は認められると思うよ。
ただ、たとえばかおるんがワンちゃんにヒモをつけてなかったとかの事情があった場合には、こっち側にも一定の落ち度があるってことで、慰謝料の額が減ることがある(過失相殺)から、気をつけてね。
うんわかった!
さっそく相手に連絡してみるよ。もしこっちの言い分を全く聞かないようだったら、家族と相談して弁護士にお願いするかも。ありがとうむっくん。
ペットでも、飼い主にとっては大事な家族だから、その身に何かあったら大変だよね。体に異変があったら動物病院に行くように、もしペットをめぐってトラブルが起きたら、気軽に弁護士に相談してみてね。
こんなこと相談しちゃっていいのかな?大丈夫かしら?と悩む前にお気軽にご相談ください。皆様が夜も眠れずに困っているトラブルを一緒に解決していきましょう。