ホテルローヤル | 向原総合法律事務所/福岡の家電弁護士のブログ

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昨夜は台風で早めに帰宅したので、家で仕事して、合間に、こないだ買った「ホテルローヤル」を読んでました。
今年の直木賞作品です。

一見、短篇集なのですが、「ホテルローヤル」を中心とする人間模様が題材です。
半分くらいしか読めてないですが、続きを読むのが楽しみです。
前半のお話は、全体的に暗い印象でした。人の心の隙間のようなものを強く感じさせますね。

ホテルローヤルは、釧路にある実在していたラブホテルだそうで、調べたら、釧路の北東部、具体的には、釧路市内から、湿原や弟子屈方面に向かう国道391号線を少し北上したところから入り込んだところにあるようです。
国道391号線は旅で何度も通ったことがあります。
ホテルの所在地付近の国道391号線は、横に線路が並走していて、その線路を超えた奥は、入り込むと戻ってこれなそうな山林地帯だったよなあと思い出しつつ、それを思わすような描写もあるので、自分の旅の記憶と絡んで、物語で描かれている人間模様に引きこまれています。
なぜかこのあたりを旅するときは、ほぼいつも天気が悪いので、そのイメージもあいまって、物語に対する印象を暗いものと感じているような気もします。

Youtubeで、『関連風景』という動画が出ていました。見ておくと、釧路に行ったことのある人は、物語がさらにおもしろくなるかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=Jbe7RYL3j1Q
作品中で出てくる「リバーサイドホテル」というのは、この動画だとあまりフォーカスされていませんが、最上階に大浴場があるというところから、ホテルラビスタ釧路川(ドーミーインチェーン)じゃないかなと思われます。
ちなみに、ここには泊まったことがありますが、リバーサイドで景色もよく、大浴場もよかったのでとてもいいところでした。