外交を楽しむ。 | 模擬国連 無印会合

外交を楽しむ。

でぃれくです。
今日は模擬国連というものについて少し議論したいなと思っています。



まずは引用から、国連次席大使の北岡さんの見解です。
今回の安保理改革に関する日本の外交に関して記者に述べたものです。


(引用開始)

 フランスの行動には、何か外交を楽しんでいるふうが見られた。実際、G4を支持してくれと多くのフランス語圏の国々にとくに働きかけてくれたが、そうしう働きかけによって、実はフランスはその外交能力を再生産し、拡大強化しているのである。
 日本についても同じことがいえるのであって、外交はお金と違う。お金は使えばなくなるが、外交は適度に使えば、更に強化される。筋肉を適度に使えば発達するのと同じである。

(引用終わり、北岡伸一「安保理改革はなぜ停滞するのか」『中央公論2006,5』130~141頁より抜粋)


これを読んで皆さんも色々と思うところがあると思います。
皆さんの意見はコメントに書いていただけたらと嬉しいです。





さて、少しだけ文言を変えてみますね。


(引用変更後)

 田中(仮)の行動には、何か外交を楽しんでいるふうが見られた。実際、僕をサポートしてくれと多くの田中(仮)の友人にとくに働きかけてくれたが、そうしう働きかけによって、実は田中(仮)はその外交能力を再生産し、拡大強化しているのである。
 僕についても同じことがいえるのであって、外交はお金と違う。お金は使えばなくなるが、外交は適度に使えば、更に強化される。筋肉を適度に使えば発達するのと同じである。

(引用変更終了)


さてさて、僕は特に第二パラグラフで田中(仮)の『楽しみ』を伝えられているでしょうか。私の答えはNoです。何となくわかりますよね。田中(仮)が外交をしているのは、自分の能力の向上のためではないということが。実際、北岡さんも『楽しみ』という言葉を同じ文書では使っていないので(確認してみてください)、説明は外交をすることに付随するメリットであると認識して書かれているのではないでしょうか。

じゃあ、田中(仮)の『楽しみ』は何でしょう。
フランスの『楽しみ』は何でしょう。

同じかも答えかもしれませんし、違う答えかもしれません。
人によって答えが違うかもしれません。
でも、その答えは模擬国連の中にあるはずです。





模擬国連とはそういう活動なんだと思いますよ。