どうも!
ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。
ここしばらく、「ディミニッシュ・コード(dim)」や「m7(♭5)」など、「5度」の音を半音下げた「♭5」を含むコードについて、書いてきました。
今回は、逆に「5度」の音を半音上げた「(♯5)」を含んだコードで、「オーギュメント・コード」と呼ばれるコードについて書いていこうと思います。
コードの「5度」の音を半音上げる場合は、コードネームに
「(♯5)」や「(+5)」
と書かれています。
それ以外に、
「aug」
と書かれている場合があります。
それが「オーギュメント・コード」です。
「aug」の他に「+」で表記されることもあります。
「オーギュメント(augment)」とは英語で「増やす」という意味です。
「オーグメント」と言う方が実際の英語の発音に近いのですが、日本では「オーギュメント」と言われることが多いようです。
「半音上げた5度」のことを「augmented fifth」と言い、日本語では「増5度」と言われます。
この「増5度」をコード表記では「(♯5)」や「(+5)」で表します。
「オーギュメント・コード」は、この「増5度」を含むコードなのですが、
「増5度」を含むコードを「オーギュメント・コード」と言うわけではありません。
「オーギュメント・コード」とは、
コードの構成音の間隔が「長3度」になっているコード
のことです。
コードの構成音の間隔が「短3度」になっているコードは「ディミニッシュ・コード(dim)」でしたが、
逆に、コードの構成音の間隔が「長3度」になっているコードを「オーギュメント・コード」と言うわけです。
「長3度」の間隔というのは、「2音」の間隔で、ギターのフレットで言うとフレット4つ分の間隔です。
「ルート」が「C」の場合で確認してみます。
ギターのフレット上で確認すると分かりやすいと思います。
2弦1フレットの「C」の音から4フレットずつ右に進んで、音を確認してみましょう。
「G#」からさらに上へ「長3度」の間隔にある音は、「ルート」の1オクターブ上の「C」です。
つまり、
「Cオーギュメント・コード(Caug)」の構成音は、
「C」
「E」
「G#」
です。
「オーギュメント・コード」は、
「ルート」
「長3度」
「増5度」
で構成される3和音のコードということになります。
3和音の「Cコード」の「5度」の音(G)を半音上げれば「Caug」になるということです。
単純でしょ?
( ̄▽ ̄)
3和音のメジャー・コードの「5度」の音を半音上げれば「オーギュメント・コード」になるわけです。
次回は、具体的な押さえ方を含めて、もうちょっと「オーギュメント・コード」について書いていきますね。
ではまた!
(^∇^)ノ
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