タイパ。
この5年ほどで日本に定着した(?)と言ってもいい略語です。
タイムパフォーマンスを略してタイパ。
できるだけ早く、できるだけ短い時間でさまざなものを楽しみたいという若者、特にZ世代特有の感覚を言い表した言葉です。
映画やテレビを1.5倍速で観たりする見方から始まり、今ではあらゆるところで時間効率を求める方法をすべてタイパと呼ぶようになってきました。
効率のいいタイパ仕事。
手早く作れるタイパ料理。タイパ飯。
タイパドリンクにタイパフィットネス。
タイパ勉強にタイパ読書。
マッチングアプリなどはタイパの典型のようなものかもしれません。
そして今広がるAI活用は、検索ということそのものをもっと横断的にできるようにしたもので、タイパを実感できるものになっています。
タイパは、一日24時間という時間の制約がある中では、決してなくならない人々の欲求です。
より短い時間でできるようになるものが増えることで、もっと時間をかけたいものに時間がかけられるようになるからです。
人は常にタイパを求めてさまよい続けます。
一方で、タイパだけでほんとにいいのか?という人々も最近はでてきました。
特に女性や感性の鋭い方々、また、昔ながらの日本らしい生活、丁寧な暮らし、豊かな人生を送りたいという感覚を持つ人たちにとっては、「そんなに急いでどうするの」という感覚が常にあるので、タイパとは真逆のことにじっくりと向き合うことをなにより大切にしています。
特にそのような方たちが大切にしているのは、自分自身。
内観、内省のようなもの。
瞑想、マインドフルネスといったものにしっかりと時間をつかい、自分自身の本質を見つめなおすような取り組みも増えてきています。
先日目にした記事では「ジャーナリング」がブームになり始めているというものがありました。
ジャーナリングとは「記録する」という意味です。
自分の感じたことをそのまま日記につづる。
自分のお気に入りの手帳に心の機微を記録する。
寝る前に書く。
朝起きたら書く。
そんな習慣を取り入れ始めている人が増えているようです。
以前は、毎日の自分の行動を書くという日記が多かったと思いますが、最近では、なぜそうしたか、何を感じたか、何に気づいたのかなど、自分の内面と向き合うような書き方が主流です。
そのようなことを書き綴る日記や手帳がお客様の店でもよく売れています。
ただ、そんな体験を自分自身で場所を見つけてやろうとすれば、お寺に行かないといけないのか?などと思ってしまいますが、最近ではジャーナリングしやすく工夫した手帳もたくさんでています。
私のお客様のところでよく売れているのがSUNNY手帳(いろは出版)。
日記でもあり手帖でもあるこのノートに、自分の気づきなどを書き入れられるようになっていて内観にも使えるという優れものです。
数年前から売れていますが、昨年あらためて火が付いたように感じています。
(写真 SUNNY手帳)
あなたの一年を晴れにする という意味でのSUNNY。
自分の人生を楽しむためのツールとして使ってほしいというネーミングも売れている理由かもしれません。
最近は10年後の自分自身に手紙を書く という企画をしているジャーナリング専門の喫茶店があったり、読書を通じて自分と向き合うカフェがオープンしたりなど、まさにジャーナリングでゆったりした時間を過ごすことを好む流れがでてきています。
私のこのブログも今年で17年目になりますが、行ってみれば毎朝、ジャーナリングしているようなものです。
日記というより、日々の気づきによって、自身の考えを自分でまとめ、それを読む方々に訴えることで、そのフィードバックにも向き合いながら、これからの時代の中での生き方を考えることにも結果的につながっています。
ジャーナリングはタイパとは真逆なものですが、自分の心と向き合う点でとても良い物のように思います。
タイパも追求しながら、時にはメンバができるような余裕をもっていけるいける!!
