昨日は岩手県一関市の世嬉の一酒造さんにお邪魔していました。

同社の売りはもちろん日本酒。世嬉の一。

そして地ビールが日本に生まれてから作り続けるビール いわて蔵ビール。

あわせて、同社が主体となって広がっていった もち文化。

これらを求めて連日、たくさんのお客様が同社の施設を訪れています。

 

昨日は海外のお客様も、レストランや売店に訪れていて、寒い中ではありましたが、みなさん楽しそうに施設内を歩いている姿が印象的でした。

 

思い思いに過ごしている方が多いのですが、みなさんが来て驚くのは、その建物の美しさです。

 

施設は国の登録有形文化財に指定されています。

いつ見ても美しいなあと私も感じます。

 

 

昨日は夜の世嬉の一さんを眺めていたのですが、とても美しい光景に思わず写真を撮ってしまいました。

 

世嬉の一酒造、夜景の美しい登録有形文化財

 

夜、レストランも売店も閉まって、お客さんが帰られた後の世嬉の一。

すこしだけ雪がぱらついていて、しーんと静まり返った施設内。

照明にすこし照らし出された建物が静かにそこにありました。

 

1919年に建てられたというこの施設。

大正時代によくぞここまでの施設を作り上げたものです。

 

頑強な建物ではありますが、3.11の震災では大きな被害も受けました。

しかしそれにも負けずにこの美しさを保つ建物の補強とメンテナンスを繰り返して、今も維持しています。

 

毎年毎年、どこかを修繕しながら、建物を維持しなければならない企業としてのコスト負担もなかなかばかにならないものがあります。

そのご苦労を私も見てきましたから、維持するのがどんなに大変なことなのかはよくわかります。

しかしこの光景を見て、こうした美しい環境を持てているからこそ、生まれる酒の味があり、雰囲気があり、同社の酒を作り上げている一要素であることを知りました。

 

こうした見た目の美しさが直接、商品の味を変えるわけではありませんが、しかしこのような場所で働いている社員のみなさんの意識には、確実にプラスの効果があります。

 

ここで働く自信。

ここで生み出す商品の質をよりよくしようという意識。

そしてなにより酒造りにとってプラスになるように作られた石造りの建物。

場の「氣」こそが品質に大きく寄与しているのです。

 

こうしたものが絡み合って世の中のためになり、みなさんに喜んでいただける酒になるという同社の社名の重みも感じる一瞬でした。

 

環境が人を作ると言いますが、まさに環境が人も商品も作っていると思います。

 

こうした環境をどのように活かすかが経営の中でも重要な部分です。

あらためて企業は自らの資産に気づき、それを活かしていくことが経営なのだということを実感しました。

 

みなさんの会社の資産は何ですか?

今日も企業の資産に気づいて、それを活かしていけるいける!!