先日、日本人の生涯未婚率というデータを見ました。

 

総務省が9/29に公表したものです。

 

(以下、総務省発表リリースより一部抜粋)
2025年の生涯未婚率は、男29.9%、女19.6%となり、それぞれ前回の2020年より、男1.6pt、女1.8pt増えて、どちらも1920年以来の過去最高となった。
ちなみに、日本人だけに限ると、男30.0%、女19.7%となる。

(以上ここまで抜粋)

 

今や日本人男性の3割、女性の2割は未婚を選ぶというもの。

生涯未婚のほうが楽、結婚したいけどさまざまなことを考えるとリスク、デメリットが多いなど理由はさまざまでしょう。

今は未婚のまま、自分の人生を好きなように(仕方なくという方もいるでしょうが)生きていくというライフスタイルも認められてきた(?)ということです。

 

もう日本の家庭は夫婦と子供が二人いる四人世帯 みたいなプロトタイプは過去の 家族像。

今は高齢者のおひとりさま世帯を含めて、単身者、シングル族が世の中の主流です。

日本の世帯の40%が一人世帯というのが実態です。

 

結婚式で歩く新郎新婦と参列者

(写真 ハナユメより)

 

さて、このような中で、結婚を選ぶ人もいます。

先週も私のお客様の息子さんが結婚式をあげました。

結婚し、入籍し、子どもも生まれているのですが、ここまで仕事がかなり忙しく、結婚式を先延ばしにしていたようで、やっと式をあげられたということでした。

結婚を選び、子どもを授かり、それはそれで大変幸せな家庭を作られることでしょう。

 

ところでその式ってどのくらい費用がかかりました?と聞いてみました。

「だいたい500万円くらいですかね?」

 

結婚式にはお金をかけることで有名な名古屋。

普通の式場ではなく、都心にある古い建物をリノベーションして作った式場専門の会場。

1日数組しかやらない。

その代わりアットホームな式ができるという場所。

 

そんなこだわりの場所に70名を招待して行われた式。

大変盛り上がったそうです。

 

「昔はひとり5万円程度(すべて込みで)だったので、私の感覚では350万円くらいですが、今はやはり上がっていますね」

と言うと

「名古屋ではこのくらいが平均かもしれません」

との答え。

確かに名古屋は他の地域に比べて結婚式(披露宴含み)にはお金をかける地域のため、一人当たり平均単価が高い地域でしょう。

 

マイナビが調べたイマドキの結婚式事情のアンケート結果がでていました。

この1年間で結婚した人1038人に聞いたところ、結婚式をあげる予定、あるいはすでに実施済みという人は59.4%という結果でした。

およそ4割は実施していない、または実施しないのです。

 

未婚率上昇だけでなく、結婚=結婚披露宴をする という概念もなくなってきているのかもしれません。

 

結婚式でもっともこだわったものは料理という答えもイマドキ。

以前なら確実に「ドレス」「引き出物」だったと思います。

特に主役の花嫁のドレスには絶対に妥協しないというのが定番でした。

今はそれよりも、いらっしゃる方々にどう喜んでもらえるか、くつろいでもらえるか、楽しんでもらえるかが一番大事。

 

いつも通りにリラックスして楽しんでいただける体験をどうやって提供できるかを考えて主役の二人が準備するというのが今の結婚式の流れのようです。

先の結婚された息子さん、そのお父さん、お母さんも、とてもよい式で楽しかったとうれしそうに話をされていました。

やはり結婚式、結婚披露宴というイベントは、とても良いイベントだなあと話を聞いていて思いました。

 

 

こうした結婚や結婚式、披露宴に対する価値観の変化は、今の消費者の価値観変化の中でとてもわかりやすい変化の一つです。

 

余計だと感じることには時間もお金も使わない。

もっと自分にとって大切なもの、重要だと思うことに投資する。

 

確かに結婚はROI的には低い(?)のかもしれません。

しかし、年齢を重ねて、時間を経てくると、だんだんと、「そうでもないかも?」という感じがでてきて、長期的に見ると、「ROIも高かった」と思えるものです。たぶん。。

 

これからの日本の少子化を脱するためには、このあたりの価値観が変わらないといけません。

しかしそれは強制できるものでもないし、するようなことではない。

そうしたいなあと思いたくなるような仕掛けが必要です。

少しでも、結婚もいいかも と思う人が増えるといいと思いますが、さてどうなっていくのか。

 

今日も日本人の価値観変化に注目していけるいける!!