先日、ある地方の寿司屋に行きました。

そこは地元でも美味しいと評判の店。

カウンターだけの昔ながらの寿司屋。

カウンター10席程度の店なので、たくさんの客が入れません。

なので昼時はまず店に行って名前を書いて、待って呼ばれたら食べられるという店でした。

予約ができないのですこし前後に時間の余裕がないと行けないはずなのですが、毎日お客さんで満席です。

 

店に到着し店は満席。

店内はわりと静かです。

「静かな店だなあ」というのが入店した際の印象でした。

 

大将の「へい。おまちどうさまでした」とか「はい」という声と、「はまち」など客の注文の声、そして配膳のおばさんの声ぐらいしか聞こえません。

 

テレビもなければ音楽もありません。

3人くらいで来ている客もいましたが、彼らもあまり話をしていません。

とにかく音がない。

それでも圧迫感のある静けさと言うより、動きはありますが、余計な音がしないというか、居心地のいい静かさでした。

 

大将の仕事もとてもきれいで速い。

切り口も美しい。

とても丁寧な仕事をしているのが印象的でした。

 

そしてこの店では、

写真禁止

タバコ禁止

という張り紙がしてあります。

外にもタバコを吸う場所はありませんでした。

 

さらに、店の入り口に「酒無しの店」という表示が2か所もついています。

 

寿司屋の店構え「酒無しの店」

 

そう。この寿司屋には酒がありません。

ビールもチューハイもなし。

 

「当店はお寿司をしっかり味わってほしいのでお酒の提供はございません」

とHPにも書かれていました。

 

一貫ずつでてくるお寿司をいただきながら、ガリを時々はさみ、緑茶を飲みながらいただきました。

ネタの鮮度の良さ。

切り口。

時々、塩で味付けてしてくれて醤油をつけなくていい寿司などもあり、微妙に味が変わります。

それが、酒無しなのでよく分かります。

というか酒はいらない。酒がないほうが味の違いもよく分かり、寿司を堪能できました。

 

寿司屋=酒 というイメージがありましたが、酒がないというのはそれはそれで味わい深いものだと分かりました。

 

寿司屋で酒を飲みながら、つまみをいただき、最後に寿司をいただくというのもおつです。それはそれでいい。

ただこの店のように、酒はなしで、ひたすら寿司をいただいて、次はまぐろか?いかかな?こはだかな?などと想像しながら待って寿司をいただくのも良い。

どちらもいいですが、美味しい店なら酒はなくてもいいなあと感じました。

 

そもそも寿司はファストフード。

ゆっくりと食べるような店ではありません。

さっと入ってさっと食べて帰るのです。

余計な話をする必要がないし、しないもの。

この日も、特に会話もなく、美味しい寿司をいただいただけで、帰りました。

 

しかし最後のたまごやお椀はお金をとらなかったような気がしますが、それは店のサービスか??

そんなことも一言もなく、そのまま会計をして店を後にしたのもまた江戸前な感じで良かった。

 

いい店は余計なことがなく、シンプルですね。

余計なことをしない。そんな仕事をしたいものです。

こういう店にはまた行きたい。

 

今日もシンプルにいいものをいい方法で提供していけるいける!!