日本の専門店調査が日経MJで特集されていました。
特に、日本の専門店の売上高を業種別に伸び率の増減でランキングしたグラフが興味深い内容でした。
専門店というくくりにはいるのは、紳士服、婦人服、子供服、家電製品、ドラッグストア、生活雑貨、HC、DS、靴、スポーツ・・・といった何らかの業種でくくれて、それを専門に取り扱っている店のことを指します。
したがってその対象はかなり幅広くなります。
ここから抜けているのは、百貨店、量販店、スーパーマーケット、通販、ネット通販などの企業です。
ショッピングセンターに入っているような店。
郊外に単独で店舗をだしている店。
商店街に店を構えている店。
そんな店が専門店としてまとめられています。
それを業種別に見てみると、もっとも売上高の伸び率が高かった業種は、
「リサイクルショップ」
でした。
リサイクルショップは今や、完全に専門店の代表的な業種の一つとなり得ました。
先日もお客様の出店している地域のパワーセンターのようなところにあるジーユーが退店し、代わりに入ったのがセカンドストリート。
まさに今の時代を象徴しています。
ジーユーは一時期はそのトレンド発信力からかなりの勢いで伸びていましたが、現在、営業利益もマイナス9.5%。
300億円以上利益をだしていますが、伸び率はマイナスです。
ファーストリテイリングはジーユーのデザイナーを入れ替えて、てこ入れすると発表しています。
一方、セカストを展開するゲオHDは絶好調です。
売上は4812億円。
売上を12%以上伸ばしています。
同社のグループの中核だった映像のレンタル店舗数をセカストが抜いて、1079店舗。
会社名も10月からセカンドリテイリングという名前に変更します。
セカンド=中古。
という名前に変えるほど、これからのリサイクルの成長に可能性を感じているということです。
(写真 セカンドストリート ジーユーの跡に出店した愛知県の店舗)
しかし実際にセカストに行くと、新品のようなアパレル商品を販売していたり、家具や子供服やおもちゃなど、ありとあらゆるものを販売していて、言ってみれば総合小売店へと品揃えが拡大しています。
なんでもある店です。
リサイクルだから汚い、誰かのセコハン(使い古し)、独特のにおいがする・・・といった昔の古着、総合リサイクルショップというイメージはありません。
ひとつの専門店として認知され始めました。
おまけに今の節約時代には、都合のいい店、手軽に使える店になっています。
もう業種の枠にとらわれず成長軌道に入ったと言えるかもしれません。
こうした業種の枠にとらわれていないところが伸びています。
伸び率二番目は生活雑貨ですが、その大半を支えているのは良品計画です。
無印は「生活雑貨」という枠組みですが、もっとも売り上げを伸ばしているのはコスメです。
生活雑貨ですが圧倒的にコスメを伸ばすことで成長性を加速させています。
ドラッグストアも伸びていますが、ドラッグで扱いが増えているのは食品です。
特に生鮮三品の扱いが増えています。
薬ではなく、スーパーのような品揃えで集客し、全体の売り上げを増やしています。
それぞれの業種別に見てみると、まさに専門店は、他の業種の取り扱い商品を扱うことで、全体の売り上げを伸ばしているのです。
逆に言えば、今まで扱っていなかった商品をいれていかないと、売り上げを伸ばせないということです。
単に価格を安くするなどではなく、いかに今まで扱っていなかった新しい商品を自社に付加していけるか。
これが今の商圏縮小時代には必要です。
今日も業種の枠にとらわれずいけるいける!!
