昨日も朝からベルリンの動物病院をまわったり、地元の商業施設をまわったり、ベルリン最大の市が所有する自然公園を散策したり、地元の方々がどのようにペットと共生しているかを目の当たりにした一日となりました。
その中で、ドイツでは当たり前で、日本ではまったく非常識ととらえられることがあります。
それは何か。
それがわかるのがこの2枚の写真です。
違いがわかりますでしょうか。
上はリード付き。人の手のひもと犬がつながっています。
下はリードをはずした状態。ひもをとって犬に自由に歩かせている写真です。
わずか5メートルくらい歩く中で、飼い主がリードをはずして、犬を自由にさせたのです。
ここはわりと繁華街の近くで、歩いて2分くらいのところに街の中心地がある住宅街の道です。
人通りもここから多くなる通り。
ただ、この方がリードをはずした時には歩く人が少なかったのにと、道の右側に大学があって、そのキャンパスの前に良い感じの植栽があったからかもしれませんが、突然リードをはずして歩き出したのです。
犬は大喜びで植栽のところで遊んでいました。
日本ではこれは絶対にアウト。
もし何かあったら。
もし前からくる人にとびかかったら。
事件レベルです。
地方ならまだしも、東京の表参道で突然リードをはずす飼い主がいたら、かなりビビります。
常識あるのか?と疑いもするでしょう。
これがドイツではまったく逆です。
ベルリンのど真ん中の路上でも、ノーリードで歩いて散歩する人も結構見かけます。
電車にももちろん乗っています。すべての電車に、必ず1頭くらいは犬が乗っているし、なんなら席に普通に座っているのもいます。
電車内ではみなさんリードをつけていますし、小さい犬はバッグにいれたりしている人もいますが、基本的にそのまま電車に乗るし、道端でも自由です。
電車では犬の乗車料金もきちんと払っていますし、ドイツでは犬税もあるので年間120ユーロだったか、税金も支払っています。
このようなリードをはずす行為も、このような税金でカバーしている(?)ということでしょうか。
犬が苦手な人は犬を避けるしかないので、その点では大変な気もしますが、ドイツの犬はそもそもこのような散歩中に人には興味がないのと、そもそもきちんとしつけられているため、とびかかるようなことはほぼないのです。
興味があるのは虫や草や他の犬。
だから犬嫌いの人にとっても、暮らしやすくなっているのです。
ドイツではこのように人々の暮らしの中にペットが入り込んでいます。
と言うより、ペットにはペットの暮らしがあり、それが守られている。
人には人の暮らしがあり、それはそれで自分たちで守っている。
お互いに権利があるので、人や他のペットに迷惑をかけないようにする義務もあるわけです。
ここまで日本が成熟していくのは今は難しいでしょうが、街中である程度、生活の中に溶け込んでいくような状態は必要だと思います。
なにしろ人も癒される。
犬をちょっとなでるだけで心が落ち着くなどの効果は確実にあります。
日本はそれが行き過ぎて、おもちゃのようになってしまっている面はありますが。
ペットと人がどうやって共生していくか。
そのような文化をある程度、醸成するにはどうしたらいいか。
少しずつ変化が起きるといいなあと思います。
今日もペットと人の生活を考えていけるいける!!

