写真素材サービスのピクスタが売れ筋素材から時代の価値観変化を読み解く企画がおもしろい。

 

 

 

最初の企画は旅行。

時代によって旅行関連の写真の売れ筋が変わってきているのだそうです。

その変遷は確かにひとつの価値観変化を表しているように思います。

 

2006~2010年まで

人の写っていない海外の風景が中心。

観光スポットやビーチの風景写真が多く売れていた時代です。

この頃は旅が「非日常」だった時代です。

まだ旅に憧れがあった時代とも言えるでしょうか。

だから人がいない写真を選んでいたのかもしれません。

旅行の仕方もこの頃は旅行代理店のツアーがまだまだ多く、自分たちで自由に行く旅行より、決められたところに決められたスケジュールで行く旅行が多かったから、このような風景写真がよく売れたのでしょう。

 

2016年以降 特に2020年以降

SNSが台頭してきた時代に旅の写真が変わっています。

人物が写真にとても多くでてくるようになったのが2015年以降です。

それまで「女子旅」写真がとても多かったのが、さまざまな人物が登場するようになったのです。

 

シニア旅。

家族旅。

高齢者一人旅。

子ども旅。

夫婦旅。

海外だけでなく国内旅。

 

さまざまな場所にいろんな人が訪れるという多様化した写真が売れ筋に。

 

家族旅行でスーツケースを引く夫婦と子供たち

(写真 びゅうトラベルより)

 

家族旅行、多様な旅の形、家族写真

(写真 HISより)

 

海外に行くこと自体がステータスという時代から、日常の延長に旅があるという位置づけになっていったのが2015年以降。

この頃からエモさというものが求められるようになったか。

 

ああ、いいよねえ、そういう旅。

身近なところに憧れると言うか、私たちの生活のすぐ先に、今は旅があるし、誰でも旅に出かけられるようなイメージを持つ人が増えたということでしょう。

 

場所もそれまでの海外から、国内の近場、誰もが知っているエリアの誰も知らない場所など、すこしマニアックにもなってきたのかもしれません。

 

今はパスポートを持っている人は日本人の18%だそうです。

海外に行くというより、国内で旅を楽しむ人が増えているのです。

 

旅は私たちの経験と想像力をかきたててくれるものです。

その旅に求めるものは時代によって確実に変わってきているのですね。

 

ピクスタの方がおっしゃっている通り、まさに写真は時代の映し鏡。

旅の写真は特に映し鏡になっているようです。

 

今日も旅にでて価値観を感じていけるいける!!