先日、新幹線で移動中、到着した駅に降りようと出口に向かうと、車両出口あたりにスーツケースが3個動いて出口を閉ざしていて、さらにスノーボードかスキーの板をいれたバッグが横に倒れていて、出口をふさいでいる状況にでくわしました。

通常であればこんな感じでスーツケースがとどまっているのですが、この日はこれが自動ドアのところまで飛び出て、歩いて通ることができない状況でした。

 

新幹線に置かれたスーツケースと座席

(写真 荷棚調査HPより)

 

誰の物かわからないですが、持ち主は自分のスーツケースが揺れで動いていて、スキー板が倒れていることを知らずにそのまま座っていたのでしょう。

 

私は降りないといけないので、誰の物かを聞いて自分で片付けてもらう時間もなく、他の人が通れないほうが大変だと、スキー板を立て直して、スーツケースをサッと移動して道をつくり、連結部分に出ようとしました。

すると連結部分に先にでていたらしいおじさんが私のところに近寄ってきて、

 

「そんなことしなくていいよ。触らなくていい。常識がない奴が悪いんだ。触るな」

と言います。

手には缶酎ハイを持っていてすこし酔っているようでした。

 

私は

「そんなこと言ってもこのままじゃ通れないからどけないとだめですよ」

と言いましたが、そのあとも「まったく常識がなくて困る。ぶつぶつ・・・」

と言っている間にホームドアがあいたので私はそのまま降りていきました。

 

歩きながら、

「なんで俺が 触るな などとおじさんの命令を受けなくてはならないのか?」

とちょっと腹がたちましたが、まあたいした話ではないので、そのまま次に向かいました。

 

常識がなくて困る とおじさんは言いました。

確かにスキー板やスノーボードの板は座席のある車内ではなく、トイレなどがある連結部分に置く場所があります。

特に上越や東北、北陸新幹線などはそれがついています。

その日はそこまで乗客がいなかったので、板はおけました。

スーツケースもおけたはずです。

それを座席の一番後ろのあいているスペースにおいていたことは、ある意味マナー違反かもしれません。

東海道新幹線では最近は座席の一番後ろは予約しておかなければならないルールに変わりました。

 

ただ海外の列車では、上の荷物置き場がいっぱいの場合は、置いても大丈夫な場合もあるので、この持ち物の人(海外の方か日本人はは知りません)は、自分の常識に従ってここに置いたのかもしれません。

しかしきちんと板をくくりつけていなかったため、倒れたこと。

また、スーツケースの車輪をロックしていなかったのでそれが動いてしまったこと。

これは持ち主の常識のなさと言えます。

また、時々、動いていないかどうかチェックしないといけません。

明らかに二人分以上が置いてありましたから誰かがそれを時々見ないといけません。

それをしていなかったので、他人の迷惑になったことはあるでしょう。

 

しかし、酔ったおじさんもおじさんです。

明らかに通り道の邪魔になっていて他の人が困るのに、それに触れることなく、そのままにして一人だけ連結部分にいた。

そして私がそれをどけるのをやらなくていいと言うだけで何もしない。

 

邪魔になっているものをどけるくらいはしたほうがいいんじゃないか。

それをしない方が常識がないのでは?と私は思いました。

おじさんこそ常識ないよ、と。

 

常識は生まれによって変わります。

国によって、何を教わってきたのかによっても異なります。

人によって変わるのです。

 

例えば、

・新幹線の座席の背もたれを倒して使っていたのなら、列車を降りる時にはそれを元に戻しておりなさい。

・何かを飲んだり食べたりしたら、座席前の網の袋のところにごみとして放置しないで、ちゃんと自分で持ってゴミ箱に捨てなさい。

 

こんなことを私は師である舩井幸雄から教わってきました。

これが程度の良い人間がやることだ。

これができないのは程度が低いと。

 

これが私の教わってきた常識で、続けている常識。

でもこうしたことを教わっていない人は、ごみは放置、座席の背もたれを大きく倒す人ほどそのままにして降りていくのをよく見ます。特にグリーン車で多いように思います。

 

だからみんなの邪魔になっているのならそれをどけるのは極めて常識的な行動です。

そんな当たり前が通じなくなってきている世の中であれば、それを知っている人が教えていかなければだめです。

 

常識を共通化するのは難しいですが、日本人としての最低限の常識をみんなで守りたいものです。

今日もみんなが気持ちの良い常識を持っていけるいける!!