飲みニケーションとは以前はよく聞いた言葉です。
どこで。
会社においてのコミュニケーションを語る際に、「まあ、まずは飲み会でも開いてみんなで仲良くやりましょう」というわけで、飲み+コミュニケーションの造語です。
日本人らしいダジャレ感満載の言葉。
このダジャレ的な感じの言葉も若者は嫌なのかもしれません。
職場での飲み会離れが進んでいるという記事が今朝の日経にでていました。
東京商工リサーチの調査では、2025年度に忘年会や新年会を予定している企業は57.8%。
前年から2%下がっているそうです。
コロナ禍前には8割近い企業が実施していたようですから、飲み会自体は大きく減少していると言ってもいいかもしれません。
そして、Z世代向け調査ではMERYというZ世代研究などをしている会社が調べたものがあります。
飲み会は職場の人間関係構築に「まったく効果的ではない」と答えた割合が3割を超えす、「あまり効果的ではない」とあわせると57%になるそうです。
しかしこれは今に始まったことではありません。
2021年の日本生命の調査でもほぼ同じような結果がでています。
コロナ禍が後押しした部分はありますが、以前からこのような傾向はあったと思います。
(写真 中日新聞webより)
会社で開く忘年会・新年会が減少。
若手は会社の飲み会に参加したいとはあまり思っていない。
これが日本の代表的な意見です。
まあ想像通りです。
むしろ、忘年会や新年会を、今も57%以上の企業が予定しているという数字が多いなあと感じたほどです。
私のお付き合い先は比較的飲み会を実施するケースが多いため、7割くらいの企業が忘年会や新年会を計画しています。
忘年会はやらないけど新年会は予定している という企業もあわせたら、9割近い会社が実施します。
世の中の平均とはすこし違い、わりと「飲みにケーション重視」的な企業が多いかもしれません。
あわせて、コミュニケーションに飲みは必要(あったほうがよい)と考えている経営者も比較的多いと思います。
しかし、まったくやらない企業もありますし、経営者が飲まない会社は、飲みにケーションは少ないということはあります。
そのあたりは企業カラーですので、別の手段でコミュニケーションをとればいいと思います。
つまり、飲みは必要か必要ないかではなく、企業の中でコミュニケーションこそが必要なものなので、手段はなんでもいいわけです。
しかし私が思うには、飲みにケーションがイヤというより、今の若者たちは、会社とのコミュニケーションの場そのものがイヤだと思っているのではないかということです。
それもすべての会社の若者が思っていることではなく、会社のコミュニケーションレベルが低い会社で働いている若者がそう感じているのではないかと思うのです。
会社と社員との関係性が薄い。
面談などはしているが、それはあくまでも評価のための面談であり、それ以外の対話をほぼしていない。
このような会社は社員とのコミュニケーションがとれていません。
このような会社が、社員との関係を作ろうと「飲み会やるぞ」と言っても、参加する人は興味がわかず、参加しない、用事があると言って飲み会自体に来ない若者が増えてしまいます。
「飲み会だからみんな来ないんだ。ランチ会やりましょう」と言っても、お昼は食べないんで、とか、ランチはひとりで食べたい とランチ会さえ出ない。
お茶会やっても、ボーリング誘っても、社員旅行やBBQなど、何をやっても興味がないのです。そもそも社員とのコミュニケーションを本気でとろうとしていない企業は、どんなことを企画しても響きません。
それは、そもそもの会社の姿勢に「社員との関係性こそがすべて」とは思っていないから。
そうなると何を企画しても「会社がやるものにはでない」となってしまいます。
この関係性を変えなければだめなのです。
そのためには、トップ自らが「社員みんなとの関係をより良くして、チームとして会社を作っていく」というメッセージをださないといけません。
チームでひとつの目標を達成するというイメーじのある会社でないと、一緒の時間を過ごしたいとは思わないのです。
まずはトップのメッセージ、姿勢こそが必要。
そのあとに何をやるか です。
よく考えたら私が入社1年目の時は、飲み会は多々ありましたが、私が当時ほぼ飲めなかったこともあって、できれば行きたくないと思っていました。
飲み会行くくらいなら仕事していたいと思っていました。
忙しかったし、飲んでそのあとに会社に戻るのも嫌だったので、そんな気持ちででていたことを覚えています。
昔からそんな若者は一定数いたわけです。
しかし、会社のことを知り、仕事を知り、お客様との関係性を作っていくと、飲み会でいろんな話をして距離を縮めていく、その人のことを知る、相手との雑談を楽しむのもとてもいい時間だなあと思うようになりました。
また、先輩方やお客様と話をする中で、飲んで話をすると、いろいろなことを教えてくれたり、そのあとの仕事でも話しかけやすくなることを知り、考え方によってはとても効率のいい仲良くなる方法だと分かったことも大きい。
それ以来、お酒を少しは飲めるようになりました(笑)。
コミュニケーションの大事さを知ったから です。
ここを知らせない限り、行きたくない若者は行きません。
そして会社の中にコミュニケーションの大事さを落としこむことはできません。
2026年に向けて、私がキーワードだと思っているのはあらためて社員とのつながり、コミュニケーションです。
飲み会もその手段と考えて、トップが明確なメッセージをだしていくことが必要です。
今日も社員とのコミュニケーションをとっていけるいける!!
