ファッション業界の中でも特にアウトドアウェアを作るブランドの中で、新しい素材に注目が集まっています。

それがPFAS。

PFASとは、有機フッ素化合物。

1万種類以上あると言われています。

このPFASは熱に強く、水や油をはじく性質があるため、衣料品や雑貨、半導体などさまざまなものに利用されています。

自然界ではほとんど分解されない性質のため、「永遠に分解されない化学物質」とも言われています。

また、一部の物質は身体の中にはいると発がん性もあると言います。

と言うことで、「PFASを使わない」というのがこれからの流れになりそうなのです。

 

これはすでに米国やヨーロッパでは進んでいて、PFAS規制が奨められています。

ナイキも24年からPFASフリー素材に切り替えています。

アディダスも24年秋冬までに99%の商品をPSASフリー素材に切り替えています。

環境保護に圧倒的な厳しさをもって取り組むパタゴニアでは、25年から全製品でPFASを使った防水加工をしないようにしているようです。

 

このような動きを受けて日本の企業もPFASフリーに舵を切り始めました。

日本ではまだ一部商品だけにとどまっていますが、おそらく規制は強まるだろうと予想されます。

特に海外に輸出をしたい会社にとってはPFASフリーが必須。

そこで、扱い商品を次々とPFASフリーに変え始めているのです。

 

これはアパレル以上に食の分野で一気に進んでいくのではないかと思います。

口に入れるものに関連する商材には、日本人はさらに敏感だからです。

実は包装資材大手のシモジマでは、このPFASフリー素材を使ったバーガー袋、パン袋などを一足早く開発し販売しています。

 

それがこれ。

PFASフリー耐油袋です。

 

PFASフリー耐油袋 シモジマ製品

(写真 シモジマHPより)

 

 

PFASフリーですが、フッ素系化合物を使ったものと同等の耐油性をもつPFASフリー袋です。

種類は多く、ハンバーガーの袋やパンの袋、コロッケやメンチカツの袋など、さまざまな場面で使えます。

 

油を利用した商品は脂分が染み出てくるので、どうしても耐油袋に頼るわけですが、そこにPFASが含まれていることが多いのです。

そのすべては身体や環境に悪いわけではないのですが、それらを使わないにこしたことはありません。

特に海外も視野においている飲食チェーンなどは早くもこの商品を取り入れて利用しています。これがよく売れています。

 

そして、この商品が今年のグッドデザイン賞を受賞しました。

 

PFASフリー耐油袋 グッドデザイン賞受賞

 

 

この商品のどこが?と感じる方もいるかもしれませんが、デザインと言うよりもその環境に対する経営姿勢を評価されました。

今のグッドデザイン賞は総合的なデザイン力を評価するのですね。

うれしい受賞となりました。

 

最近はこのPFASフリー袋への引き合いが多く、さらに広がりそうです。

 

このようにこれから日本で注目されていくPFASフリー。

みなさんの利用しているものの中にもPFASは意外と多いかもしれません。

 

今日も、身体と地球にやさしいものを利用していけるいける!!