高速バスの「相席ブロック」が問題視されています。
高速バスに乗る時に、特に長い時間乗る、しかも夜中の高速バスに乗る時には、一人で眠りたいという人も多いでしょう。
そんな時に、すぐ隣の席に人がいて眠るのにはちょっと抵抗がある というのもわかります。
だからそんな時にネットで予約する際に隣の席まで2席予約しておいて、直前にキャンセルして乗るので、結果的にギリギリで解放された席に気づく人がいなくて、そのまま一人で隣の人のことを気にせずに乗れるようにするための方法。
それが相席ブロックと呼ばれているそうです。
気持ちはわかりますが、バス会社にとっては、下手すると売り上げが半減してしまうので、できるだけやめないといけません。
自分が具合が悪いとか、何かよっぽどの理由がある場合もあるでしょうが、相席ブロックがあまりにも多いと、バス会社もキャンセル料を大幅に上げる(今は110円など安い)ことも検討しているようですからやむをやずキャンセルしなければならない人にも迷惑がかかります。
やめないといけません。
私は深夜バスは利用しないのですが、昼間の高速バスは定期的に利用します。
ほぼ毎回隣には人が座ります。
四席シートでほぼ満席になるバスなのでこれは仕方ないとあきらめています。
しかし四席バスは隣との距離がなく、私のように荷物が多いと足の置き場に困ります。
この狭さでは動くに動けず、1時間半の間、別のことをしていないとどうしても隣が気になります。
なので隣に人がいることのストレスはよくわかります。
四席シート
最近はWILLERのような三席シートの高速バスもでてきていますが、まだ台数は限られています。
三席シート
さらに同社ではこのようなシェルタイプのシートも登場させています。
飛行機のビジネスクラスのようなイメージでしょう。
これなら自分の空間が守られますので、安心して高速バスにも乗れるかもしれません。
シェルタイプシート
すべての高速バスがこのような特別シートになればいいのですが、そのためには投資をしないといけませんし、いま走らせているバスをどうするのか という問題もあります。
さらに、座席数を減らすということは、乗車人数が減ることになるため、売り上げが減ってしまいます。
利用料金を上げざるを得ません。
するとバスのメリットがなくなるので、バス利用者を減らすことも考えられます。
そう簡単に三席シートを導入できないというバス会社の実態もありそうです。
しかし高速バス会社の中でも勝ち組の一社、WILLERでは、このようなシートを導入し、単価も上げ、5000円を超える客単価をとりながらも、増収増益を実現している(24年度実績)ということは、需要はあるということでする
高速バスは若者を中心に、ライブやイベントに地方から出かける際によく利用されています。
深夜バスで行けば宿泊代を抑えられて、その分、グッズ購入などに充てられるからです。
こうした若者需要をとらえての伸びる可能性のある深夜バス。
相席ブロックをどのように切り抜けて稼いでいけるか。
今日もサービスを工夫していけるいける!!


