先日、NHKのニュースを見ていて、興味深いデータが紹介されていました。
それは、日本での移住先ランキングです。
(写真 NHKニュースより)
2024年はふるさと回帰支援センターへの移住相談が過去最高だったようで、6万件の相談があったとか。
コロナ禍が最高かと思っていましたが、どちらかと言うとコロナ化がきっかけとなって、移住を考える人が増え続けているようです。
これは働き方がリモートワークでも済むようになった人、コロナ禍を機に仕事を変えた人、コロナ禍で価値観が変わった人が増えたからでしょう。
私の先輩もコロナ禍以降、東京から福岡に移住しました。
福岡でお会いした時にも、とても楽しそうな雰囲気を感じました。
移住はある意味で、人生を豊かにしてくれるものなのだなあと思いました。
さて、その移住先で人気は、今は群馬。
2年連続で1位です。
群馬の魅力は何と言っても新幹線を使えば東京まで40分程度という時間距離の近さ。
私は出張で定期的に行きますが、乗ればあっという間につく感覚。
前橋はローカル線に乗り換えないといけませんが、高崎であれば新幹線のみで移動可能です。
高崎に家を買って、新幹線通勤をして東京都内の会社で働くというのも、不思議なライフスタイルではなくなってきています。
温泉もあるし、水が豊富で食べ物も充実しています。お酒もうどんもあります。
ぐんまちゃんもいます。
冬は寒く夏は暑いですが、それでも比較的過ごしやすい街です。
それで東京に比べたら比較的安い住居費になる群馬は、魅力的な街だと思います。
その意味では静岡も同様。
新幹線ひかりで1時間。
ちょっと遠いですが、朝、夜共に遅くまで新幹線はありますし、何と言っても暮らし向きがいい。あたたかい気温、歳をとって暮らすにはとても良い街です。
温泉も、食事も、お酒もあります。そしてサッカーとお茶があります。
静岡の暮らし向きはとても良いのでおすすめです。
そして驚いたのが東京がはじめてランクインしたことです。
14位に東京がはいりました。
東京の多摩地区などが人気になっているようなのです。
あきる野市、青梅市、瑞穂町、奥多摩町などに住居を求める人が増えているとか。
東京と言っても23区内に移住するわけではありません。
東京でも緑豊かで、地盤が固く、暮らすには安心な地域です。
昔から青梅などはとても土地が強いと言われています。
奥多摩のほうから毎日、都心に仕事に出かけるのはきついかもしれませんが、いけないことはありません。
しかし移住する人の多くは、リモートワークで仕事をしながら、必要に応じて都心に出かけて仕事をすることもあるような人でしょう。
あるいは、奥多摩に週末の拠点を一つ新たにもって、平日は都心に住んで仕事をしながら、週末だけ奥多摩で暮らすという二拠点生活の人も多そうです。
それはすこし余裕がないとできない生活ですが、完全な移住というより、二拠点生活で将来の移住先を探る、というのもこれからの新しいライフスタイルかもしれません。
これらの街では移住助成金がしっかりでたり、交通費のサポートをするなど、手厚いサポートがあるようです。そうした補助金があるのも魅力。
これからの街はなんとしてでも人を確保しなければ成り立たなくなっていきます。
企業と同様、人を呼び込める魅力的な街にならなければ存続が難しくなります。
移住したくなる街にはそんなヒントがありそうです。
東京に移住という流れがさらに強まるのか。
注目してみたいと思います。
今日も移住で暮らし向きを考えていけるいける!!