久しぶりにお台場の「ダイバーシティ東京プラザ」に立ち寄りました。
オープン後にたびたび来ていましたが最近はほぼ見ておらず、どんな施設になっているのかと気になり行ってきました。
ちょうど昨日は、ボーカル&ダンスユニットの人気グループ「超特急」という方たちとダイバーシティがコラボするという企画の初日。
館内の入り口にはたくさんのポスターが貼られ、映像が各所で流れ、物販があり、先着でノベルティが配布されたらしく、たくさんの女子ファンがダイバーシティの入り口に集まっていました。
こうしたアイドルグループの推しの方たちは、一人で来ていることが多く、一人ずつ店頭のポスター前で、自分の推しの人をバックに、自分もいれて写真を撮る人たちで行列。
今もこうした男性アイドルグループというのは集客力があるのだと実感しました。
これが施設全体の集客にどこまでつながっているかはわかりませんが、確実にZ世代あたりの客層を引き付けていました。
中にはいると、今度はインバウンド客が目立ちました。
あちらこちらから聞こえてくるのは外国語。
2Fに上がるともうそこはインバウンドブロア。
特におもしろいのが、ビックカメラとドンキ。
ビックカメラは「エアビックカメラ」という業態で出店しています。
2017年に開発された絞り込み型の業態で、完全にインバウンド対応している店です。
外国人に人気の商品だけに品揃えを絞り、20坪くらいの小さな店で展開する、ビックカメラの専門店です。
空港やインバウンドの多い街、施設に出店する業態です。
スマホグッズ、ドライヤー、シェーバー、小型スピーカー、SIMカード、メモリーなどがぎっしりと品揃えされています。
100%外国人しかお客さんはいません。
それでも常に店内はお客さんで満杯。
こんな店がでていたことに気づいていませんでした。
それだけ、出店時と今とでは、インバウンド認知が大きく変わったということです。
同じフロアの奥には「キラキラドンキ」が出店しています。
こちらももともとは八重洲地下街に出店する際に「絞り込み型ドンキ」として出店した店をベースに、食品(特に菓子)、コスメ、日用品に特化した店。
特にお菓子の品揃えは強烈で、1個30円くらいのラムネやグミなどがずらりと並んでいます。
こちらも店内はインバウンド客とZ世代女子でいっぱい。
なかなかのインパクトがありました。
他にもドラえもんの土産物店やミスドなど、完全にインバウンドとZ世代に振り切ったフロア構成。
1Fには「牛肉ガチャ」のような自販機まで。
一見するとごちゃごちゃの施設で、よく、三井系がここまで振り切った施設をOKしているなあと驚きます。
コンセプトがあるようでないからです。
従来の商業施設を見てきた印象からすると、だめな施設です。
しかし、立地を考えた施設という点では、ぴったり客層にも合致した施設になっています。
見た目のきれいさを求めずに、ただひたすらに客層に合わせた施設をつくるとこうなるという典型かもしれません。
(私はターゲットではないのでこういう感じはだめですが・・・)
お台場のダイバーシティ東京プラザ。
今までの感覚で見ない方がいいということを教えてくれる施設でした。
今日も既存の価値観を捨てていけるいける!!