昨日は大分から博多まで移動して、博多駅周辺をすこし歩きました。

JRの改札をでると、なんとなく気になるボードが。

黒板のまわりを装飾していて、そこになにやらメッセージが。

JRのメッセージボードでした。

 

 

見るとそれは黒板。

JR九州博多駅社員一同とあるではないですか。

しかもご入学ご就職のみなさんへのメッセージ。

以前、JR甲府駅でこれの小さい版を見たことがありましたが、今回は結構大きな黒板に、びっしりとメッセージが描かれていました。

 

新生活を楽しんでほしいという思いがはっきり伝わってくる内容です。

私はついついはじめから最後まで読んでしまいました。

いいなあ と。

 

でもこのメッセージボード。

やはり、黒板にチョークだからいいのです。

 

近くでデジタルサイネージで別の広告を流していましたが、そちらは何を流していたのか覚えていません。

むしろ目にはいらない。

 

この黒板はやはり存在感があります。

アナログで文字の大きさも違うし、白いチョークの文字も濃いものもあれば薄いものもある。左側にいくとだんだん行間が狭くなる。

 

そんなバランスが崩れたものだからこそ、なおさら読みたくなる。

メッセージを伝えるというのはこういうことです。

 

実はバランスが良いものよりも、バランスがすこし崩れていたほうが、目につきやすいのです。

デジタル情報はきれいでバランスもとれていますが、平面的で、実は立体的ではありません。

黒板も平面なのですが、そこに味がでてきます。

情感がこもっているように感じるし、書いた人の思いが伝わってくる。

 

ちょっとバランスが悪いけど、それが味になる。

メッセージはこのようなもののほうが相手に伝わりやすいのです。

 

黒板というアナログな代物のもつパワーはとても強い。

 

それを実感しました。

この深緑色の板に白いチョーク、ピンクのチョークの色合いも、目に優しいし、読みやすい。

黒板っていいなあと思いました。

 

教室もデジタル全盛の時代ですが、黒板やホワイトボードで、時には手書きで示すのも意味があるし、伝えたいことが伝わるのではないでしょうか。

チョークの粉が落ちたり、黒板消しで消しても何度かきれいにしないと消えないとか、粉が飛ぶとかいろいろな手間がかかりますが、その手間以上にメッセージを伝える機能としては最強かもしれません。

 

今日もアナログでメッセージを伝えていけるいける!!