昨日はある会社の会議に参加しました。

ほぼ半日をかけて行った会議。

その内容は、ただひたすらみなさんで「アイデアを持ち寄ってそれを共有する」会議。

なかなか良い会議でした。

 

聞くと、この会社では年に1回やっているのだそうです。

有志だけで集まってやるのが一つの特徴。

だから年次や役職などは関係なく、出たい人、話したい人、何かモノ申したい人が集まり議論します。

およそ40名ほどが出席されていました。

 

(写真 中小企業支援機構 J-netより)

 

それらの方々が事前にいくつかのアイデアをだしていました。

アイデアと言っても、本当に一行程度のもの。

事前にいろいろと準備していないのがいいと思いました。

 

とかく、このような会議をやろうとすると、やれ企画書や、アイデアを紙にまとめたり、いろいろと準備をして、会議のための会議をやったりして、何をするのか良く分からない状況に陥る会社もあります。

 

ここではそれがない。

まさに一行。

準備なし、「特にまとめていないのですが」と本当になにもまとめていない人も多々いました。

しかし話すとでてきます。

 

こんな商品があったら?

こんなサービスを導入したら?

こんな職場の環境にしたい

もっと自由に休みがとれるようにしたい

 

など、内容はさまざま。

売上につながるようなものもあれば、本当にジャストアイデアで、まだ内容はないというものもありました。

でもそれは社長の考えでやっていることなので、それもアリ。

 

今すぐに商品になったり、今すぐに役立つものでなくてもいいという考えなのだそうです。

いつか何かにつながっていったら。

いつか商品化や会社の仕組みに発展していったら という思いでやっている「種まき会議」なのだとか。

だから有志で集まって半日びっちりかけて議論します。

私も参加して必要な時にアドバイスしていたのですが、とても楽しくあっという間の時間でした。

 

この会議のルールは一つだけ。

 

「決して否定しないこと」。

 

これだけ。

だからみんな、安心して意見を言います。

意見を言っても否定されませんから、思ったことを言います。

思ったことが言えるとストレスが減りますから、みなさんのこころもすこし軽くなります。

いい意見は賞賛の声が集まりますから、気分が上がります。

 

とても良い会議だなあと思いました。

 

このような会議が良い会議です。

目的もなくだらだらとやる会議は悪い会議です。

 

今年は特に、新しいアイデアをバンバンだしていくのが必要な年。

このような場づくりをしていく会社は伸びていくでしょう。

 

社員の方々はいろんなアイデアをもって働いているのだということを実感しました。

それを引き出すような場づくりをしているかどうか。

していない会社はアイデアが埋もれ、している会社が新商品や新サービス、新事業を生み出し、伸びていくのです。

会社には実にたくさんのアイデアが埋もれています。

 

会社のアイデアをだしあって、今日もいけるいける!!