昨日は日本橋にいたので、三越日本橋店をうろうろしていました。
と言うのは、明日がホワイトデーなので、どんなものが売られているのかな?というのを売り場で見たかったからです。
三越日本橋店の地下食品売り場の入り口で、
「ホワイトデーの売り場はどちらにありますか?」
とアテンダントの方に伺うと
「申し訳ございません。ホワイトデーの売り場はございませんので、一つひとつのお店をご覧になって探していただくことになります」
と言われました
そうなのです。
ホワイトデーの売り場は三越日本橋でも「ない」のです。
分かってはいましたが、やっぱりないのかと思いながら、洋菓子や和菓子売り場を見て回りました。
しかし、どの店を見てもホワイトデー という商品が見当たりません。
和菓子も洋菓子もほとんどありません。
私が見れた店の中で唯一見つけられたのは、モロゾフだけ。
さすがモロゾフ。
日本のバレンタインデーに「チョコレートを贈る」文化を根付かせた会社です。
モロゾフだけは売り場にPOPを立て、ホワイトデー用に「チーズケーキ」を推していました。
ホワイトデーにチーズケーキ だそうです。
バレンタインはチョコレート。
ホワイトデーはチーズケーキ。
これがモロゾフの推しらしい。
バレンタインの色はピンクや赤が多いですが、ホワイトデーはスカイブルーのような色になるのも、やはり男性から女性へのお返しという意味合いからでしょうか。
先日こちらで紹介したホワイトデーを日本で作った博多の石村萬盛堂さんのHPなどでは、もちろんホワイトデー推しなのですが、モロゾフ以外では結局見つからず、店を後にしました。
ホワイトデーは市場が縮んでいます。
日本記念日協会の調べでは2021年で250億円ほどと言われています。
14年には750億ほどあったそうですから三分の一ほどに縮んでいます。
バレンタイン市場はおよそ1100億円程度。
一時期は1300億円ほどありましたから、やはり縮んでいます。
実はバレンタインもホワイトデーも市場は縮小しているのです。
女性から男性へのチョコがなくなれば、当然お返しのホワイトデーも縮みます。
特に大きいのは「義理チョコ」の風習がなくなってきたことて。
男性のみなさんも義理チョコをもらわなくなったのでは?
義理がないとそれでできていた売り上げはなくなります。
結果的に市場が小さくなってしまったのです。
またある調査では、「特にお返しはいらない」という30代女性たちの意見もありました。本当に返してくれるなら食べ物以外の物がほしいという意見も。お返しにお菓子ではなく、雑貨やアクセサリーなどに分散していったので、食品売り場でホワイトデー企画をやらなくなったという理由もあるのです。
それよりもホワイトデーは「自分が楽しめるもの、自分がほしいものを買いたい」という日に変わってきているという調査もありました。
消費意識が変化してきているのです。
誰かのために物を購入して渡すお返しの日から、自分のために物を購入して、自分を癒す日にホワイトデーは変わっているようです。
しかし、いただいたらしっかりお返しをしましょう。
明日はホワイトデー。
今日もお返しを考えていけるいける!!