東日本大震災、第一原発の事故が起きたのが2011年3月11日。

あれから14年が経ちました。

あらためて被災された方々の復興をお祈りするとともに、日々の安全、安心できるくらしができるようにと思います。

 

昨年起きた能登半島地震。

今年起きた大船渡の山火事。

昨日は奈良の川上村でも山火事のニュースがありました。

今年1月には南海トラフ地震の30年以内の発生確率が80%程度へ引き上げられました。

日本はやはり、震災が続いてきた国であり、最近の天変地異に注意して生きていかねばならない国なのです。


あれから14年、私たちはどこまで日々の意識を高めているのか。

 

どこまでイザという時の対応ができているのか。

 

私たちの日常を見直さなければなりません。

私たちは危機に対する意識を高めなければならないのです。

 

(写真 日本財団 新聞公告)

 

あわてず、しっかりと自分の命を守る行動をとらねばなりません。

しかしそのような準備ができているか。

 

3.11の時には帰宅困難者が500万人を超えていたそうです。

私もあの日のことをはっきりと覚えています。

私は東京の丸の内の事務所でお客様とミーティングをしていました。

ガーンと大きな揺れがきて、そのあとゆっくりと、そして長く横揺れが続きました。丸の内南口に建設中のビルの上の大きなクレーンがうねって、今にも落ちそうになっていたのを覚えています。

 

その間、一関のお客様をはじめ、岩手県、宮城県などのお客様の安否確認をしたり、部下や仲間が東北に出張していないか確認すると、何人かが石巻など東北へと出張中であったことがわかり、安否確認をするの相当な時間がかかるなど、いろいろな対応に追われた一日となりました。

 

夕方までビルに待機し、夜、ビルを出て、変えれなくなったお客様と一緒に、丸の内から7時間かけて自宅まで帰りました。その道中、ものすごい人が前も後ろもいっぱいに並んで、黙々と歩いて帰っていた記憶は一生忘れないでしょう。

その後は第一原発の影響が関東を中心に広がり、外出ができなくなったり、移動の制限がでたりなど、さまざまな日常の変化が起きたのでした。

 

私たちは3.11のことを決して忘れてはいけません。

 

東日本大震災からの復興はまだ終わったわけではありません。

私のお客様の会社でも、扉がなくなったままの建物がそのまま使われています。

耐震補強も継続してしなければなりません。

福島でもまだ復興支援が続いています。

そして、自力で再建をしている方々も大勢いますし、私のお客様も福島で新たな事業をスタートさせています。

 

何かが起きても、その先の生活を続けて行かねばならないのです。

生きていかねばならないのです。

だからこそ、私たちができることをし、できる支援をして、私たち自身も日常に気を付けて生きていかねばなりません。

 

今日は一日、全国各地で3.11に関連した鎮魂行事などが行われます。

私たちも被災地に心を寄せて、命の大切さをしっかりと実感する一日といたしましょう。