先日、原宿のハラカドという今年の4月にできた施設を訪問しました。
ここは東急不動産が中心になって開発した商業施設。
特徴は「売らない場所」を多数もった施設になっていることです。
公園のようなアートスペースが広がるだけのフロアがあったり、コーセーのメーク道具がレンタルできたりヘアシャンプーやブローをしてくれる美容スペースができたり。
クリエイティブな仕事をされている方々の集まるシェアラウンジがあったり事務所が入っていた李。
新しい取り組みが次々と行われています。
そして定期的に屋上のような場所で行われているPOP UPがあります。
同施設には原宿が見下ろせる屋上スペースがあり、見晴らしのよい原宿のベストスポットになっています。
この場所を使って企業の展示スペースとして使えるような場所を設けて、オープン以来さまざまなPOP UPが行われています。
先日はちょうど9月24日から30日まで行われていた、日本コカ・コーラの綾鷹のPOP UPストア開催中でした。
おもしろい取り組みだったのは、
「おにぎりと綾鷹屋」
という店だったこと。
こんな感じでのれんをだして、まさにおにぎり屋を開店したような格好です。
さらに「無料で綾鷹とおにぎりをお配りしています」と声をかけているではありませんか。
早速並んでおにぎりと綾鷹をゲットしました。
おにぎりはその場で具材などを選べるというもの。一人1個握りたてのおにぎりをいただくことができました。
店はまさにおにぎりのカウンターのようになっていて、その場でいただくことができました。
今までのPOP UPなら綾鷹のペットボトルを配布して、何かのクイズや質問に答えてもらっておしまいです。
しかしこのイベントはおにぎりがメイン。
具材も全国各地の具材を用意して、8種類くらいの中から選べるというぜいたくさ。
雨の日でしたがずっと行列が続いていました。
POP UPは期間限定で行われることが多く、さらに新商品やリニューアルしたブランドの告知などでよく利用されます。
常設して告知するほどではないですが、短期間に注目度を上げて、販売の後押しをするのに役立ちます。
この綾鷹の場合は、いまの食の中でも注目度が高いおにぎりに合わせました。
淹れたての一敗目のお茶のような味わいを追求したというリニューアルされた綾鷹の味を伝えるためにもっとも適しているのが、おにぎりとの組み合わせだったのでしょう。
人手もかかるし原価もかかりますが、それでもこの組み合わせのPOP UPにしたというのはやり方としてよいアイデアだと感じました。
これからのPOP UPはこのように、一歩突っ込んだ展開が必要です。
ここまでやると話題になりますが、今まで通りの提案では刺さらないものになってしまいます。
単に商品サンプルを配って終わりにしないための取り組みとして参考にしたい事例です。
今日も新しいPOP UP体験を提供していけるいける!!