いま日本経済新聞の「私の履歴書」でファッションデザイナーの山本耀司さんが連載をしています。

ヨージヤマモト、ワイズの山本さんと言った方が通じる方は多いかもしれません。

日本のファッションデザイナーの中でも「前衛」と常に言われ続けてきた日本のファッションにモードの世界をもってきた第一人者です。

 

ワイズは考え方、発想がおもしろく、鋭いため、とても斬新なブランドとして地位を確立してきました。

ファッションに「黒色」の存在感を作った一人です。

その山本耀司さんが、このような形で経済紙に心情を吐露していくなんていう時代がくるのだと一ファンとして拝読しています。

 

(写真 GQ 2015.10.18 日本のもの作りを考える 山本耀司さん インタビューより)

 

今朝の14回目の連載内容には、コム・デ・ギャルソンの川久保玲さんとの出会いの話が書かれていました。

同じ慶応出身(山本さんは文化服装学院もでています)でもともと感覚も通じるところがあったのだと思いますが、私の履歴書の中でこう書かれています。

 

「(ギャルソンの)服を最初に見た瞬間からワイズと共通の感覚や思想が感じられた。売り場には行李に大切にしまっておいたような味わい深い洋服が無造作に並んでいる。

色や素材の使い方など、この人の感性は自分に近い。むしろ自分よりも強くて明確かもしれないなと思った」

(以上、日本経済新聞 2021年9月15日朝刊 「私の履歴書」より一部抜粋)

 

山本さんが川久保さんと出会ったのは、渋谷西武への出店時だったそうで、「店の隣で開店準備をしている川久保さんと話をしたのが始まり」とありました。

 

その出店をセッティングしたのが、セゾングループで、無印立ち上げの人物の一人、小池一子さんだったというのもまた興味深い話でした。

 

この話の本筋とは違うのですが、私はこの「共通の感覚や思想」という話と、「この人の感性は自分よりも強くて明確」だから、価値観を共有し、切磋琢磨する同志としていい形で競い合っていこうと決めたのだと思います。

 

私もこのような感覚で仕事をしたいと常に思っています。

 

儲かるから とか、利益になりそうだから、有名になりそうだから などという感覚で私は仕事先を選びたくない と常に思って仕事をしてきました。

 

仕事を一緒にさせていただくお客様はパートナーであり、ライバル。

だからこそ、価値観の異なる人とは仕事をしない。

考え方は違うべきというか違って当たり前ですが、感覚は似たものを持っていないとだめです。

「これがいいと思う」と言った時に、それに賛同できるか。

「ここはやめたほうがいい」と言った時にやめられるか。

 

その時々の感覚、思想に共感できるような相手だからこそ、いい仕事ができ、長くお付き合いができるはずです。

 

そのような方々との仕事ではベストを尽くすのが当たり前で、さらにいいことができないかと仕事をしていない時にも考えるというものです。

 

感性に共感して仕事をする。

山本耀司さんの言葉にとても勇気づけられました。

 

今日も感性を大切に仕事をしていけるいける!!