いま「昭和」が熱い。

と言っても、私たち昭和世代が「熱い」のではなく、最近のZ世代などの10〜20代の若者が、昭和に流行ったものに反応することが多く、昭和を「新しい」と感じているようです。

 

昭和の時代、全国の雑貨店で使われていた商品を入れる袋、レジ袋のようなものに、当たり前のように使われていたのが「ストップペイル柄」。

 

(写真 シモジマより)

 

男性は見たことないかもしれませんが、女性で40〜60代の人は一度は確実に見たことがあるはずです。

これはシモジマがオリジナルで制作した柄で、いろんな柄が描かれているのですが、なんだかとても安心する柄。

これが昭和的で新しい ということで、一部の若者の間で人気が再燃し、シモジマが100周年記念で復刻版をこのたび発売することになりました。

 

ちょっとどこか懐かしいけれど、それが新しい。

それが昭和ノスタルジーです。

 

昭和というのは経済も復活していった歴史があり、今の団塊ジュニア世代以上が活躍していた時代。

世の中がどんどん上向きに進んでいた時代。

だからこそ、その時代の活力になんとなく憧れたり、元気になるイメージがあるのかもしれません。

もちろんZ世代の人たちはそんな昭和のことは知りませんが、なつかしさというより、パワーやエネルギーを感じているのもしれません。

 

このような昭和ノスタルジーが当分、売れ筋のキーワードになりそうです。

 

私は昭和生まれなので、純粋に昭和そのものを懐かしいと感じるそのままの世代です。

私が昭和を思い出すのは、いつも決まって、都心のオフィスビル地下商店街の店に行った時です。

 

 

これは溜池山王の交差点近くにある、三会堂ビル という古いビルの地下。

昨日はこのすぐ近くのインテリジェントビルで仕事をしていて、お昼を食べるためにすこし離れたこのビルの地下に行きました。

 

同ビルの地下には写真のとんかつやのような古い店が5〜6軒はいっているだけのどこか物寂しい商店街です。

商店街と呼ぶには寂しい。

しかしこのようなビルの地下街に行くと、なぜかほっとするのです。

私はこの中の蕎麦屋で食事をしましたが、店は満席でした。

 

新しいビルばかりが目立つ溜池山王近くには、このようなすこし古めかしいビルが今も存在しています。その地下にはこうした昭和的な飲食街があります。

どこも美味しいし、落ち着く。

新橋などにもこうした地下商店街をもつビルが今も駅前にいくつもあります。

東京駅もこうした地下街がありますが、最近はビルや駅そのものが新しくなりすぎて徐々に失われつつあります。

 

私はこうした昭和のオフィスビルの地下商店街が好きです。

やはり落ち着く場所、ゆっくりできる場所、いそいそしないでいられる時間というものが、忙しかった昭和、エネルギッシュだった昭和のサラリーマンには必要だったのではないかと思います。

昼くらいはこうしたところにある喫茶店でたばこの煙をくゆらせながら、午後に向けて英気を養っていたのだと思います。

だから私のような昭和の人間は都心ビルの地下で、エネルギーをもらえるのかもしれません。

 

昭和の感覚。

それは今のような不透明な時代には必要なものかもしれません。

 

今日も昭和のエッセンスを取り入れていけるいける!!