その３３　痛いの嫌いだ！ブロック注射

脳卒中系のブログや日記はとても真面目です

発症後からリハビリの様子そしてその成果を見ることの

できる本当に真摯なものが多いです

当たり前ですよね　みな真剣ですもの！

あたしも入院中は救われた一人ですしね
勿論 五年間のリハビリの様子を

あたしも綴っていくのですが現実は微妙です

だからこそ少し恥ずかしい事や

馬鹿なことも書いてみます
どんなふうに感じ　どうなったのかを

正直に書くこともアリだと思うからです

アップ あたしの中性脂肪君を倒したたナイスなやつです

 そのお話し

 

脳卒中の後遺症でよくみられる障がいの一つに
痙縮（ けいしゅく）という症状があります

筋肉が緊張しすぎて
手足が動かしにくかったり
勝手に動いてしまう状態のことです

手の指が握ったままになり開きにくい
ひじが曲がる
足先が足の裏側のほうに
曲がってしまうなどです

脳卒中の発症後 時間の経過とともに
あらわれることが多い症状なのです

その当時のあたしはそこまで
酷くは無かったのですが
理学療法士のトップでもある
NK主任がリハビリを見て

「むーさん　ブロック注射とギャバロン
飲みましょう」

何のことかさっぱりですが
言われたら何でもするモードの
あたしにはNOはありません

 

注射ってのは多少引っかかりましたが・・・
NK主任が言うなら何でも了解です (笑)

歩くにあたって既に筋肉に緊張が
出ている事を　くまさん主任は

いち早く見抜いたようです

リハビリ効果をあげるためにも

薦めたのですね

ブロック注射　

フェノールブロック療法のことです
細い注射針を使い その針に微弱な電流を流して
筋肉の反応を確認しながら治療します
そこにフェノールを使用するのです
まぁ暴れる筋肉の麻酔みたいなもんですね

ギャバロン

脊髄のシナプス反射を抑制し
γ－運動ニューロンの活性を低下
させることにより筋肉の緊張を緩和します
・・・だそうです（ネット調べ）
緊張を取る飲み薬にしか思ってなかった (笑)

問題は注射の方でした
主治医のOT医師から
「むーさん筋肉の動きを見ながら
注射していくので全部で40分ほど
掛かりますからトイレも事前に
お願いしますね」

へはてなマーク　 40分？？？

まじですか ！？
注射に40分って
それって既に拷問じゃん・・・
はぁぁ　不安度大！！

数日後拷問は始まりました
タイミングが良いとかで
新人の看護師や療法士
理学担当のS君　NK主任
作業のID乙女・・・・
狭い病室は10人を超える見学者

おいおい まじかよー
まぁ　あたしは断りませんけどね

なんとブロック注射のために
事前に部分麻酔までするのです

あたしは仰向けで
お腹に箱のようなものを置き
ワンワンスタイルなのです
ですから
な～～～にも見えません
あとで看護師さんから聞いただけです

 

ハッキリ言いますが
痛い！！
麻酔してようが麻痺で痛覚が

鈍感だろうが痛いのです

針を指す瞬間は麻酔で
痛くありませんが
針が狙ってる筋肉に向かう
最中は痛い (笑)
笑えるくらい痛い

あげくに筋電確認のために
電流を流すのですが
これまた微妙に痛いビックリマーク

「大丈夫ですかぁーはてなマーク」
大丈夫じゃ無いとは言えんだろ (笑)

あたしには見えませんが
結構激しい出血だったらしく
新人さんの数名は

貧血で強制退場を

余儀なくされたらしいです

ズブズブと入る針
ほとばしる赤き血潮！
うわぁ～～ですな

あげくに担当のS君まで卒倒気味で
リタイヤビックリマーク　ハハハですね (笑)
最後までいたのは3名だったらしいです

脳出血した上に また痛い目にあうのかぁ～
ブツブツと心で呟きながら

40分のサービスタイムは終了しました

よく耐えたぞ あたし！！
褒めてあげよう ♪

あとで写真を見せてもらうと
ふくらはきと太ももは穴だらけでした

拷問はこの一回だけでしたが
確かにその日から
歩きやすさは感じました
凄いもんです
退院後ボツリヌス療法ボトックス注射も
試みますが　それはまたの機会に


でも痛いのは嫌じゃ！！

まだまだ続きます