脳卒中系のブログや日記はとても真面目です

発症後からリハビリの様子そしてその成果を見ることの

できる本当に真摯なものが多いです

当たり前ですよね みな真剣ですもの!

あたしも入院中は救われた一人ですしね
勿論、五年間のリハビリの様子を

あたしも綴っていくのですが現実は微妙です

だからこそ少し恥ずかしい事や馬鹿な

ことも書いてみます
どんなふうに感じ どうなったのかを

正直に書くこともアリだと思うからです

 アップ あたし中性脂肪君をやっつけてくれたナイスなやつです

そのお話し

 

作業療法はKWさんという30代半ばの

心に熱い夢を秘めた方でした
彼とはその後 色んな意味で

絡んでいくことになるのですが
そのことはまたの機会です

一般的に作業療法は日常生活への対応や改善を目指します
大まかに言えば
心理支持的作業療法 気晴らしや生活意欲の向上 認知症予防または進行防止など
機能的作業療法  腕や手指の関節の動きや筋力 手指の細かい動きなどの回復など
                        
あたしは その後 長く 上肢(腕)左の
リハビリをお願いすることになるのです

初回は車椅子の扱いの説明が多いのですが
実際は世間話とテストのような事がメインです

これはリハビリ病院に転院した際も

最初に同じようなテストがありました
作業療法初回のパターンなんですね
高次脳機能障害(特に認知機能) の確認のためだと思います

KWさん  「むーさん 少し質問しますね
       今日は何年 何日ですか?」
あたし   「平成24年 12月27日 木曜日です」
KWさん   「ここは何処ですか?」
あたし    「◯X病院です」
KWさん   「この地方はなんて言いますか
       そして何県ですか?」
あたし   「東海地方で愛知県 ◯X市です」
KWさん   「大丈夫ですねぇ
        続けて私が3つの言葉を言いますので
        覚えてくださいね  さくら はと 電車」     

このあと簡単な幾つかのテストや雑談をして
先程の3つの言葉を聞くわけです
私は問題なくクリアーでき ました

 

ここでもKWさんは私の仕草や言葉を
注意深く観察していることは すぐに分かりました

世間話もその一環でしょうね

彼は非常にフランクで話しやすい人柄でした
あたしが聞かれてもいない余計なことまで

話したことは内緒です (笑)

この病気を患うと結果としてある程度の方が
一過性も含め高次脳機能障害が発生するらしいのです
ですから この様なテストが必要なのだそうです
KWさんも 「失礼な質問をして すいませんでした
        脳卒中の方には実施することに
        なっているんです」
当然だと思います
あたしは この病気の後遺症のひとつは
自分のことを冷静に把握できなくなる
ことだと感じていたからです  

まぁ冷静になれるほうが怖いですが・・・

 

KWさん  「むーさん これから色々リハビリしていきますが
       どうせなら 楽しくやりましょうビックリマーク

この言葉は複雑に感じましたが

どこかで癒やされもしました

この頃は言葉に敏感になっていたのでしょう

フォローされる方はお気をつけをm(_ _)m

 

このあと約3週間ほど急性期病院でのリハビリは続くのですが
KWさんと毎日話すことはとても楽し く張り合いにもなりました
まさに作業療法の技の一部だったかもなのです

KWさん 「むーさん ひとつ注意なんですが
       麻痺手の存在が薄いでしょ?
      冗談じゃなく 腕の事をわすれて
      そのまま 腕の上に座ってしまうことが
      あるので必ず注意して確認してくださいね」

( ̄。 ̄)ホーーォ そんな事もあるのかと聞いて いたのですが
程なくして 嫌ってほど思い知らされましたビックリマーク

車椅子からベッドに移るさい 何気にやってしまいました ガーン
看護師さんの移譲ヘルプが無くなったことを良いことに
油断してたんですね

お尻で完全に左手を踏んでしまいました
あまりの痛さに絶叫です
最初は何が起きたかわかりませんでした
そして あろうことかそのまま身体を捻ってしまったのです
肩は悲鳴を!!

正座して足がシビレたら 足が無いような感じがするでしょ
で そのまま無理して立ち上がると足首をひねるビックリマーク

なんてこと ありますよね
まぁ そんなようなもんです
        
左肩が伸ばされたような状態になり酷い亜脱臼になったのです
左肩の痛覚は普通にありましたので激痛でした
注意されて二日後でした・・・

その後10ヶ月この痛みと戦うことになるのです ふぅぅ~

微妙に今でも痛いです        
残念なのは作業療法の多くが

左肩の痛みのケアになってしまった事でした

情けない・・・・

亜脱臼は片麻痺の障害の中でも起きやすい
合併症です急性期に起こることが多いのです


腕って意外と重いのです
おおよそ 体重の6.5%程です
あたしは その頃66kgありましたから
なんと4.3kgのオモリをぶら下げて
いたことになるんですねぇ

麻痺してブランブランですものねぇ
その上に
無理やり引っ張られたら!!
怖いでしょはてなマーク    ははは(笑)です


ぜひとも注意して下さい

その後 作業療法でも一般の人がやらない
リハビリもすることになります
何れにせよ

生活のためのリハビリとは一日中がリハビリ

なんだとKWさんから学びました

    奥が深いぜ 作業療法士

        まだまだ続きます