NHK学園新宿オープンスクールはありました。

NHK文化センター東陽町から引き続き2番目のカルチャースクールとして
私たちは講座を担当することになりました。
その後、色彩検定がブレイクし数多くのカルチャースクールを掛け持ちで
担当するようになった経緯は先日のブログ『私のパーソナルカラー その11』
に書いた通りです。





これらの講座はすべて色彩検定受験対策を中心に
パーソナルカラーを組み合わせたカリキュラムで展開しました。
今は民間の通信講座が主流になっていますが、
当NHK学園はもっともメジャーだったように思います。
その通信講座の中に色彩関連の講座はなぜかなく、
いつもの習性で私はそれが気になって・・・気になって・・・
ある日思い切って学園のセンター長に伺ってみました。
「今、ちょうど文部省認定の色彩検定に対応する講座を検討中です。
あなた方もエントリーするなら企画書をだして見たらいいよ。」

頭の中で何かがはじけたというか、火事場の○○力というか、約1週間で提出した
企画書は以外にあっさりと通りました。



そのかわり次に提示された条件はかなりハードでした。
● 社会的に信頼性の高い先生、若しくは学者を監修につけられるか?


● オリジナルの書き下ろしのテキストを作成できるか?


この難問を私は先輩の野坂先生に相談し、
タックルをくんでなんとか乗り越える事が出来ました。
結果として当時文化女子大学の教授で色彩学会の重鎮でいらした
北畠耀先生の監修をいただき、
考えてもいなかった「書き下ろしのテキスト」もやるっきゃないと決心しました。

それまでの数年間の色彩関連の本の乱読と手探りの独学、講座経験などを結集して
取り憑かれたように必死で書いたのを覚えています。




北畠先生をはじめとする先生方との打ち合わせ、全般のコーディネートを
野坂先生が担当し、共著として発刊したのが「はじめての色彩学」でした。
一般向けには出版されませんでしたが、私のいわば処女作になりました。
内容は色彩検定3級2級に対応し、パーソナルカラーの概要を併せて解説しました。
タイトルを名付けてくださったのはNHK学園の担当の小日向さん、
NHK学園は長い年月を支えてくださった小日向さんとの出会いの場でもありました。
イラストは今、ステンシル作家として活躍されている小島典子さん。
多くの方のお力を借りて誕生した『はじめての色彩学」はそれから閉講になるまで
改訂を重ねながらNHK学園通通信講座のテキストとして使っていただきました。
その後、青娥書房から『役に立つ色彩理論」として再編集し出版され、
2013年絶版になりました。
1997年にスタートしたNHK学園通信講座『カラーコーディネート講座」が、
いきなり受講者1000名を超える大ヒットになったと小日向さんから聞いた時

何かが変わる予感に胸騒ぎが収まらなかった事を覚えています。




スタジオHOW
http://www.studio-how.jp日本パーソナルカラー協会
http://www.p-color.jp
Facebook
https://www.facebook.com/studiohow.since1989
Twitter