サンコーポラス
飯山市HPの平成29年1月1日現在の「人口、世帯数(毎月人口移動調査結果に基づく人口推計)による世帯数は7,342世帯、人口総数は20,860人です。
対前月人口増減は-20人。
社会動態では、転入19人に対し、転出は26人。自然動態では出生6人に対し、死亡19人です。
なお、平成28年の飯山市の社会動態は、転入427人、転出が702人で、-275人。自然動態は出生101人、死亡305人で-204人。合計では-485人でした。
平成27年10月に策定された「飯山市総合戦略」の最終年度(2019年=平成31年)の目標人口は20,500 人とされています。
平成29年1月1日現在の人口が20,860人ですので、29年度中には目標人口を下回る可能性があります.。
ということは、総合戦略の27年度から31年度までの計画年度の中間年度に、総合戦略の最大の課題である人口目標を下回るということです。
 平成29年度飯山市一般会計予算案に計上している、「新たな産業と雇用の創出・人材育成の推進」「地域産業力の強化」「新幹線飯山駅を活用した観光交流人口の増加」などの「総合戦略関連事業」を取り組むことによって、社会増減をプラスにすることが求められています。
南新町の旧雇用促進住宅=サンコーポラス飯山
なお、飯山市が移住定住促進住宅である「南新町の旧雇用促進住宅=サンコーポラス飯山」への入居希望者が好調とのことで、2月入居分の10戸とともに5月入居分の10戸がほぼ入居が確定しており、平成29年度事業でも、15戸分の整備費が予算案に計上されています。
5月入居分の20戸の入居が完了すると、入居全戸が2人世帯とすれば40人。
全戸3人とすれば60人の人口増につながります。
29年度分の15戸の入居が29年度に完了すれば、全戸3人世帯とすれば105人人口が増えます。
しかし、2016年の社会減275人、自然減は204人。人口減485人という状況を見ると、他の施策で、転入者数を増やし、転出者数を減らさなければ総合戦略の31年度20,500人を割り込むことは必須です。
なお、平成27年に策定された「飯山市総合戦略」は、
⑴ 飯山市人口ビジョンの対象期間は、平成 27 年(2015 年)から平成 52 年(2040 年) までの 25 年間とし、その目標人口は16,200人
⑵ 平成27年(2015年)から平成31年(2019年)。最終年度の目標人口は20,500人
と人口目標を定めています。

この人口問題を議論する場合、「計画なのだから長い目で見るべき」「数字上の人口の増減で一喜一憂するな」というような意見も出ます。
5年間の「総合戦略」の目標に掲げた責任ある数値〜
あくまでも、目標数値は確保するという姿勢で臨むのは当然だと思います。