箱店屋横丁大家の店番日記
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飯山市や木島平村から北信五岳の妙高山を望むことが出来ます。
妙高山(2,454m)は、戸隠山、白山などとともに、山岳信仰の霊山として多くの修験者たちに崇められてきました。
妙高山は須弥山(しゅみせん)とも言われています。
須弥山とは、仏教の宇宙観にある世界の中心をなす想像上の霊山です。
須弥山の名は、サンスクリットのスメールの音写です。
漢訳すると「妙高山」「妙光山」となり、これが妙高山の名の由来と考えられています。
須弥壇(しゅみだん)が、仏教寺院において本尊を安置する場所であり、仏像等を安置 するために一段高く設けられた場所のことで。須弥山に由来すると言われています。
この妙高山の一番美しい頂上部分を真正面から望むことができる場所であるこの地方が、仏教を信ずる人にとって特別な意味があったのではないかと横丁大家は考えています。
小菅山が修験道場となったのは、この妙高山を真正面から見る事の出来る地だったからだと思います。
今日も菜の花畑の上に……妙高山を望むことが出来ました。


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今日の短歌
古田十一郎先生の短歌
恙なく育ちてゆけよ子つばめら小さき頭を五つ並べる
吉野山
平成9年
古田十一郎歌集「高社山」より
古田十一郎:アララギ歌人。
土屋文明、斎藤茂吉が主宰する歌会に参加し直接作歌の指導を受けられた。
晩年、日本画家、日本美術院同人・常任理事の塩出英雄氏と親交を深め、塩出英雄氏の告別式で友人代として挨拶された。因みに葬儀委員長は平山郁夫院展理事長。
平成17年没。