にゃんともワンダーランド -2ページ目

にゃんともワンダーランド

猫ばっかの我が家の日常とオタクな話で進行していくと思います。猫好きさん、オタクな方はどうぞ。
ご指摘などは常識の範囲内でお願い致します。

こんばんは、ネコバッカ王国です(・∀・)

今回は育児話ながらの衝撃な話です。怪我とか苦手な人は避けてくださいね!画像はさすがに撮ってませんが(;^ω^A

先日のことです。
私が他のことをしていたとき、ゆんさんが包丁を取り出してしまいました。勿論ゆんさんに悪気はなく、ごっこ遊びやお手伝いに興味のある年頃ですからそれはしかたなかったのだろうしロックが甘かったこちらに非があります。しかしながら普段から「これは危ないよ。もっとお兄さんになってからだよ。絶対絶対触らないよ!」とは注意はしていました。その度「そうね、もっともっとおにいさんになったらね」と彼は言われたことを聞いていました。

しかし言うても二歳児。言われたことのおうむ返しに近かったのでしょう。怪我といってもゆんさんは痛みに強く転んでもすぐ起き上がるし、血が出るほどの怪我なんてしたことありません。痛い、は解っていてもすごく危なくて大ケガをする、ということは彼にはまだわからない。二歳児に同調を求めることは出来ない。出来るのはもっと先の話です。今でも心配はしてくれたりしますが、それはあくまでも普段こちらがしていることを真似ているのでしょう(それでも嬉しいですけどね(*^▽^*))

重ねて小さいこどもの肌や骨はとてもやわこい。関節なんかも体を使った遊びをしているとすぐわかります。例えて言うなら肌は太ももの内側や二の腕の内側みたいな柔らかさが全身です。
この時ゆんさんの体をまんべんなく調べましたが、幸いなことに一切怪我はなく安心しました。でも、怪我によっては命に関わりますし生涯に関わることも可能性にあります。

彼はママの話を聞いていた→痛いは知っている→怪我も知っている→しかし包丁の怖さは解らない

ここで私は荒療治に出ました。
先に言っておきます。ぜっっっったいに真似しないでください。今だからこそ余計言えますがお子さんにとっては包丁そのものがトラウマになります。

さて、荒療治。
まずゆんさんが出した包丁を持ちリビングの隣の部屋に移りました。目を見てただ声を荒げるでもなく淡々とやってはいけないことをした、ということと、楽しそうだったという気持ちは知っている、ことを伝えました。しかしここで少し声をはって「でもやってはいけないことは楽しくてもダメなんだ!絶対だめ!包丁で怪我したら病院どころじゃないかもしれない。死んじゃうかもしれない。ママがいつもゆんさんの手をこうやって首に当てて鳴ってるドクドクも止まる。でもゆんさんが血が出るほど痛い怪我とかどれだけ包丁が危険か今から見せる。しっかり見なさい!これからママがすることを絶対に真似するな。絶対にだ!!」
この地点でゆんさんはかなり涙目で頷いてはいました。私はゆんさんの出した包丁を持ち掌の親指の下を思いっきり切りました。正直すごく怖くうまく出来なかったため傷口は3cmほどでそこまでどっぱり血は出なかったのですが、傷口が深いこともありそれなりの血の量が出ました。
それをゆんさんに見せ、「これが血が出るほどの怪我だ。すごく痛い。どんどん出てくる。いつまでもなかなか止まらない。こんな怖い怪我したいんか?こんなに血出したいか?」と聞きました。怖さのあまり大泣きでしない!しない!出ない!を繰り返すゆんさん。

私は最後に絶対に今後包丁を勝手に触らないことと、私の真似をしないことを約束付けました。そのあとはゆんさんは何度もか細い声でごめんねと言っていました。
恐怖を植え付けたらどうしよう。その感情は勿論ありました。でもそれ以上に面白半分でさわってはいけないこと、そして我が子の未来に関わることに腹を据えました。

勿論日頃から話は聞いてくれます。怒られたときも、普通に話しているときも。けれど、口で言われても絶対に解らないことがまだまだある二歳児。周りからの知識を吸収していても知識の中身はちゃんと把握出来ていない。その彼に言い聞かす以上のことを今回はするしかありませんでした。

その後ゆんさんは元気に遊び回り、私が包丁を持って料理していても気にはしていませんでした。ただ、「これはあぶないからね。ゆんさんはだめよ。」と自分で言うこともありました。私が包丁を持つことに怖さが残らなくてよかったと後々ながら胸を撫で下ろしています。
しかしゆんさんが傷を気にしていて「こっちは?こっちにあるね。みぎにはないね。」といって握る手を変えたり、「いまもちでる?」と言われたりはします。
「押せば痛いけど、今はもう出ないよ。」と返すと安心したような態度です。

本当に荒療治にも程があるよなと自分でも思いましたが、反省しつつも本当はいけないんでしょうがほんのすこし…本気の本気で腹据えて怒って伝わるものがちゃんとあって良かったと思いました(*v.v)

命にかかわる!と思ってこそした行動なので普段は普通に怒ったり生活したり説得したりです。さすがにこんなことしょっちゅうしません(苦笑)

最後にもう一度言いますが、絶対に真似しないでくださいね。お母さんお父さんの体のためにもお子さんのためにも。本当はもっといいやり方があったのでしょうが不器用すぎるネコバッカ王国はこれしか思い付かなかっただけなので…

育児、いろんなことがありますね。
さて!今日からもまた頑張っていきますかね!