どうも。
今日はブログを開く機会がありましたのでちょこっと書きます。
私は好きなデザインで特にリセールを考えずに買う趣味枠と、ある程度試算的価値の上昇の望める投機的腕時計購入の2つの側面を持って時計を購入しております。
ちなみにここでは資産的な事を考えて時計を買うのはおかしい、などという議論はしません。
というよりここ2~3年で服も、靴も、時計も車も今まで認められなかった「嗜好性価値」というものが金銭的に評価される時代になりました。
メルカリ、フリルに代表されるフリマアプリによってより個人間の取引ネットワークが評価され、「好きな人」から「好きな人」への商売が行われる時代になりました。ですから今まであった中間の存在である「販売店」というものを取っ払っての時価評価での時計のやり取りも増えてきております。
ですから時計に限らずその道のファンが好きなモノには必ず資産性が伴ってしまう時代なんですね。あくまでその人が売るか、売らないか、という選択肢を持っているだけで。
さぁ話は変わってここ最近腕時計について大きく変化した事。
それはトレンドリズムの変化ですね。
販売する手段の増加、購入する手段の増加、情報を伝達するSNS進化により1つのトレンドの周期が物凄く短くなっております。
簡単に言えば、
「時計の資産的価値が速攻上がって、速攻落ち着き、ゆるやかに下がる。」
そして次の上昇期を待つというリズムになっております。
昨年、今年で言えばノーチラスとロイヤルオーク。
上がる瞬間は一瞬。
気が付いたら値段は彼方へ。
しかし気が付くと市場には沢山モノが溢れて人々は興味を示さなくなる。そして緩やかな下降に転じるという訳です。
ただし、面白いのが緩やかに下降しはじめた相場が一定ラインを割るとまたその腕時計は売れ始めるんですね。
そして2回目の上昇期へ突入する。
以前から相場自体はこういう動きをするのですが、この上昇の始めから下降のはじめまでの周期が物凄く短くなっております。
買いやすく、手放しやすい時代ですから時計の金融資産的な側面も強く出ているのでしょう。
短期的な腕時計の資産変動の激しさはここ最近顕著かと。トレンドの変化スピードが早いのです。
その反面腕時計を長期保有するリスクは増加したか?という問いはNOなんですよね。
あくまで資産性のみで選んだ時計には起きやすい現象なんですが、本当に価値のあるものは
上昇下降交ぜながらもゆるやかに右肩上がりなのです。
例えばロレックスの16570 白文字盤 シングルトリチウム。
2015年に35万円で売られていた時計がまさか90万円なるとは夢にも思っておりませんでした。
私も現状3本所持していますが、ここまでとは思いませんでした。上昇要因はかなりありましたが。
・販売当時超絶不人気
・ロレックス唯一の黒枠インデックス、黒塗装針(パーツの共有化不可能)←これはアンティークになると破滅的な破壊力を持ちます。
・白文字盤のスポーツラインであること。
・現行型の評価がそこまで高く無い事
・シングルトリチウムという6年ほどしかない組み合わせにフォーカスして個体数が絞られる個体をあらかじめ買う
このあたりの理由が揃っていたので非常に将来性が有望だと思っておりました。
現状は3本とも資産的には倍になっております。
16570 白 シングルトリチウムに関しては廃盤商品ですのでこれから個体数が増加することはありません。
むしろ個体数は緩やかに減少していくでしょう。
根拠が明確な個体は長期保有することでプラスを生みやすい状況です。
短期的には先ほど述べたように上昇下降が激しくなったのですが、それは上昇したら売る、下降したら買う人がいるわけで
株でいうところの出来高は数年前よりかなり増加しているといえます。
出来高の大きい株は長期で見れば右肩成長が多いんですよね。
だって貴金属と同じ有限なモノをやりとりしている訳ですから、買う人と売る人が増えたらどうやっても扱う物品が足りなくなる訳で。
という事で今日は資産的な腕時計購入は短期で見ればリスク&リターンは上昇してますが、長期スタンスであれば買うものを間違えなければリスク減少していますよ。というお話でした。
あくまで個人的な思考のお話ですから。ふーん、ぐらいで流してくださいね(笑)
それでは今日はこのあたりで。
ではまたー。