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●「東京に原発事故の影響あった」
政府が証明した安倍首相の嘘
 
 6月25日10時26分
 
 本当にデタラメな首相だ。
 
福島第1原発の爆発が、
 
東京にも影響を及ぼしていたことが、
 
公の場で初めて確認された。
 
 18日の参院環境委員会で、
 
民主党の桜井充議員の質問に対し、
 
環境省や厚労省、望月義夫環境相が、
 
原発事故の影響が都内にあったことを
 
次々に明言。
 
五輪招致の際、
 
「東京は原発事故の影響なし」
 
と大見えを切った安倍首相が、
 
世界に大ウソをついていたことが証明された形だ。
 
 委員会で、東京都の指定廃棄物(放射性濃度の高い廃棄物)について聞かれた
 
環境省の鎌形浩史・廃棄物リサイクル対策部部長は、
 
「原発の事故に伴って出た放射性物質が、
 
東京都にも飛散し、
 
それによって生じたものがある」
 
と“告白”。
 
 また、11年3月23日に東京都の「金町浄水場」で、
 
乳児向け基準を上回る放射性ヨウ素が検出された件についても、
 
厚労省がその事実を認めた。
 
 そこで思い出されるのが、
 
安倍首相がIOCで行った有名な演説だ。
 
福島第1原発について
 
「状況はアンダーコントロール」とした上で、
 
「東京にはいかなる悪影響を及ぼしたことはなく、
 
今後も及ぼすことはありません」
 
と力説した。
 
「アンダーコントロール」発言については直後に問題になったものの、
 
「東京への影響」については、
 
これまでほとんど話題にならなかった。
 
 委員会では、望月環境相も
 
「数値を見る限り、東京都にも影響はあったと思う」
 
と発言している。
 
 質問に立った桜井議員はこう言う。
 
「事実に反して五輪を誘致したことについて、
 
強い憤りを感じています。
 
委員会で確認された事実が広まれば、
 
大問題になり、
 
世界から信用を失うでしょう。
 
結局、安倍首相は
 
自分の主張を通すためには、
 
平気でウソをつくということなんです。
 
『みなさん、簡単に信じないでください』
 
という警鐘を鳴らす意味で、
 
今回、改めて質問しました」
 
 嘘つき首相には
 
一刻も早く退いてもらい、
 
世界からの信用を回復するしかない。 
 
(日刊ゲンダイ)