no movie no life

・・・映画を見て思ったことをツラツラと。ネタバレです。

かなり昔に書いたのも。


テーマ:

ベルリンに住む、航空設計エンジニア・カイル(ジョディ・フォスター)は、6日前に転落事故で夫を亡くし、その遺体とともにニューヨークへ帰るため、娘ジュリアと自分が設計した世界最大の旅客機に乗り込む。しかし、離陸3時間後、ふと目を覚ましたカイルの隣には、ジュリアの姿がなかった。必死で探すが、誰もそんな女の子は見てないという。パニックに陥るカイルに、スタッフは「搭乗記録はない、娘さんは6日前に死んでいる」と告げる・・・自分がおかしいのか?自信をなくすカイル。しかし、娘が確実にいたという証を見つけた彼女は、400人以上の乗る空飛ぶ密室の中で、孤立無援の中捜索に挑む。しかし、そこにはハイジャック犯の大きな陰謀があった・・・

「遺体(棺)は貨物扱いとなり、X線を通らない」ことを利用したハイジャック。

しかし、結果は、ハイジャック犯よりも機内を熟知していたカイルの勝利となる。



しかし、ずいぶんと「賭け」のようなハイジャックだ。

クリアしなければならない問題がいくつもある。

1. 航空機内を熟知しているエンジニアの夫を殺し、霊安室の責任者を丸め込み、棺に細工をしなければならない

2. カイルは、アメリカに帰るという選択肢をとらなければならない

3. カイルの乗る飛行機を予想し、航空機内に共犯のスタッフを送り込まなければならない

4. 誰にも(カイルにも)気付かれずにジュリアと荷物を運び、隠さなければならない

5. 自分を航空公安官としてカイルのほか機長以下スタッフを信用させなければならない

6. 搭乗記録を操作しなければならない

7. カイルにパニックを起こさせなければならない

8. カイルに夫の入っている棺の鍵を開けさせなければならない。

9. 機長と交渉し、金を振りこまさせなければならない

10. 唯一の物証であるジュリアをなくすために、爆破させなければならない

などなど



でもうまく人間の心理や特徴を利用していると思う点もある。

l 「航空公安官」の肩書きが周りの人間を全面的に信用させたこと。人間はこういう権威に弱い。

l 多くの人間をパニック状態にさせ、平常心を失わせれば、大衆のマインドコントロールが容易になりやすいこと。

l あのような空間では、周りの人間には無関心であるということ。



しかし、この話、「母は強し」で単純に言い切れる話ではないと思う。

カイルはすでに夫を亡くしている。もう、これ以上、自分の大事な人を失うことは絶対にできないのだ。もし失ってしまったら、生きていけない。娘を探す必死の叫びが、痛々しく耳に残る。



誰にでも起こりうる、大切な人の死。

しかし、その「喪失感」を受け入れていくには、並大抵のことではない。

当たり前だと言われればそれまでだが、この映画はそれをクローズアップして見せてくれた気がする。

人の死が日常的にニュースで流される現在。

しかし、無関係の人間はニュースで済むが、当事者にとっては全く違うものだ。



私の従兄は、16年前、北海道の雪山で雪崩に巻き込まれ、19歳で死んだ。

機内では、遺体(棺)はやはり貨物扱いとなって、帰って来た。

今日は、本当に偶然だが、彼の命日だった。

今日と言う日を選んでこの映画を見せてくれたのだろうか・・・

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