パッチギ!(04・日) | no movie no life
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・・・映画を見て思ったことをツラツラと。ネタバレです。

かなり昔に書いたのも。

時は1968年、京都。府立高校に通うフツーの高校生康介(塩谷瞬)は、敵対する朝鮮学校の吹奏楽部の女の子(沢尻エリカ)に好意を抱くが、その兄は朝鮮学校の番長的存在で誰もが恐れる存在だった・・・。でもあきらめきれない康介は、フルートを演奏する彼女に近づきたく、ギターを手にし、初めて彼女に会ったときに流れていた「イムジン川」を練習する・・・

今回の、日本アカデミー賞ノミネート作品は、見ようと決めたんです。



井筒和幸監督。

「パッチギ」とは朝鮮の言葉で、「頭突き」と言う意味のほか、「乗り越える」という意味もあるようです。



しかし・・・なんていうんでしょう、あまりにも暴力シーンが多く、私にはちょっとついていけない感がありました。私の理解不足もあるんだと思うんですが、その当時はやはりすごかったのかな?日本対朝鮮という構図が。でも、なんか「そこまで・・・」と思ってしまったんです。人も死んじゃうし。

二人のシーンはほのぼので静かなんですがね。



しかし、康介の歌う「イムジン川」を放送しようとしたラジオ局のディレクターが、「この曲は放送してはいけない」と言う局上部に対して、「この世に歌って悪い歌なんか、ないんや!」と豪語して無理矢理放送させたシーンには素直に感動しました。



ただの川ではないんですよね、朝鮮半島を南北に分けるイムジン川。

しかもこの楽曲は、1968年、フォーク・クルセーダーズによって録音され、数日間だけラジオで流され、レコード発売の前日になって発売は中止されたと言う幻の曲とのこと(2001年の紅白歌合戦では、キム・ヨンジャがこれを歌ったそうだ)。当時の世界情勢を含めて、日本にも放送規制のようなものがあったのでしょう。でも本当に、名曲なんですよね。



イムジン川(詞 朴世永  訳 松山猛  曲 高宗漢)

イムジン川水清く とうとうと流る
水鳥自由に 群がり飛び交うよ
わが祖国南の地 想いははるか
イムジン川水清く とうとうと流る・・・



男の子が、好きな女の子のために、その子の故郷の歌を一生懸命覚えて、一緒に演奏する。いいじゃないですか。



No borderとはこういうことなのかもと思えた作品。