ステージ円にて鑑賞。
作は土田英生。
演出は内藤裕子。
出演は谷川清美、岸昌代、朴王路美、馬渡亜樹、吉田久美、池亀未紘、山崎健二、渡辺穣、佐藤銀平。
劇団の常設会場での公演というものに初めて行って来ました。
目当ては声優としての活躍の方が有名かもしれない朴王路美さん。好きな声優さんなのですが本来は円所属の女優さんです。
先に述べたように常設会場での芝居というものは初めてだったのですが、まず客層がとても興味深かったですね。
これは円だけなのかもしれませんが、なんか近所のオジチャンオバチャンが散歩がてらに観に来たって感じの方が非常に多かったです。地域密着型の劇団なんでしょうかね？
で、お芝居ですが４つの場面で構成され、コンパクトに良くまとめられていました。
まぁ突然生き別れた姉妹だって現れた人間をそんなに簡単に信じられるか？とかツッコミどころはありますが、それを差し引いてもよくできていたと思います。
円には橋爪功さんや勝部演之さん、金田明夫さんといった有名な役者さんも所属していますが、こういった舞台にそんな有名どころが出てくる訳はなく、ドラマなどで脇役などを演じているような方が出演されていましたが、どなたもこう言っては失礼ですがしっかりとした演技で観ていてとても楽しめました。
特に山崎さんと渡辺さんの掛け合いはなかなかツボで笑えましたね。
お目当ての朴さんですが、最初台詞を話し始めた時は『∀ガンダム』のロアン・セアック（古くて済みません）にダブってしまって、内心笑ってしまったのですが、当然これは朴さんが声色を使っていたからであって、徐々にストーリーが転がっていくうちにそんなイメージは消え去って、声優業でも見せている幅広い演技をしっかり魅せてくれました。
声優業がお忙しいとは思いますが、もっと大きなステージでも彼女の演技を観てみたいと思いましたね。
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