おばあちゃんの介護をするようになって
低血圧だ低気圧だとか言ってられなくって
おばあちゃんの部屋へ一歩入れば明るく笑顔
あとはできるだけ両親に優しく
その2つを心がけている
おばあちゃん、小さくなった。
父や母は、優しい怖がりになった。
誰もわたしのこと知らないって思う
わたしは毎日怯えてる、明日には日常が終わるかもしれないって怯えてる
どれだけわたしの気分が落ちていても、最高の対応をしないと、明日には全部終わるかもしれないからって
わたしは全部へたくそだからな
お風呂から出るとその日の笑顔の皺寄せがくるみたいに
消えてしまいたくなる
久しぶりだ、と思う。消えてしまいたいのは、久しぶりだ
ずっと死にたいばかりだったから、久しぶり
虚しい、と思う。疲れた、と思う。何もしていないのに、と思う。
また気兼ねなくどこかへ旅行できる日々が来たら
わたしはもう何にも怯えずにどこへでも行こうと思う
25
25です、いつのまにか
いつ死んだって、もう寿命だ
死んで若すぎる年齢じゃない
だから飛行機の墜落に怯えたりせず、
流れ弾や窃盗に怯えたりせず、
心置きなく世界を旅行しようと思う
かなしい