日本はちゃんと犯罪者を裁けるのか? | どーゆーこっちゃ…!! 私は絶対にだまされないゾ

日本はちゃんと犯罪者を裁けるのか?

インターネットの自殺サイトを通じて知り合った
男女3人を相次いで殺害したとして
殺人や死体遺棄などの罪に問われた
無職前上博被告(38)の判決で
大阪地裁は先日、
「犯行は残忍、冷酷で非道。性癖は根深く改善は困難だ」
として求刑通り死刑を言い渡しました。


水島和男裁判長は、
人が息を詰まらせて苦しむ姿に興奮するという性癖については
「被告に非はなく不幸だ」と言及しましたが、
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
と結論付けたのです。


そうですか…。

殺人を犯した犯人を死刑に処す…。

死刑を極刑として合法化している
日本としては当然の判決なのかもしれません。


ただ、
死刑を言い渡す理由として、
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
というのを一番の理由にもってきていることに
違和感を覚えるのは私だけでしょうか…?


これって、
どの程度の罪を犯したのかよりも

個人的人間性を問題にしたわけですよね。


つまり、
「お前は社会にとって邪魔な性分の持ち主だから
 この世界から抹消する」
と…。


人格を理由に死刑を決めるなんて
罪刑法定主義の根幹に関わる話なのではないでしょうか?


※罪刑法定主義
→いかなる行為が犯罪となるか、
 それにいかなる刑罰が科せられるかは
 既定の法律によってのみ定められるとする主義。
 刑罰権の恣意(しい)的な行使を防ぐ人権保障の表れで、
 近代自由主義刑法の基本原則。


しかし今回ここで私が問いたいのは
この
「倒錯した性的衝動の防止は不可能で、
 再犯の恐れは極めて高い」
というのが、
一人の人間の命を抹消するのに
合理的か否かなのではありません。


例えば、
2002年2月19日に
店の客だった会社員(当時41)とトラブルになり、
現金7000円を脅し取り、
さらに風俗店店長ら4人と共謀し、
会社員を車で拉致し、監禁、
その後、会社員の首をベルトで絞めて殺害し、
別の2人にも手伝わせ、
群馬県玉村町の産廃処理工場で、
廃車に遺体を入れてプレス処理をした
埼玉県熊谷市で風俗店を経営していた新井被告などは、
同じ殺人でも無期懲役を言い渡されております。


この判決が重いか軽いかではなく、

それよりも

この無期懲役という刑罰、
つまり「懲役」とは
そもそもどういうことをいうのかを
ここで改めて問うてみたいのです。


はてなダイアリーにはこう書かれています。

「懲役」とは
「監獄に拘置して所定の作業を行なわせる刑罰」のこと。


つまり、
施設に閉じ込めて作業を行わせるということですね。


…でもこれって、「罰」なのですか?

殺人を償わせる懲罰として充分な重さを持つ「刑罰」なのですか?


テレビや風呂、空調施設が完備されている施設で、
3度の食事を配給されながら
一日わずか数時間の労働に従事する…。


こんなの罰でも何でもありません。


娑婆で働いている一般の労働者なんて、
それこそ地獄のような苦しい環境の中で
激務に追われる毎日を送っています。


嫌な社長やクライアントの機嫌を伺いつつ、
徹夜明けのショボついた目をこすりながら
Macのディスプレイを覗きこんでいる
そこのグラフィックデザイナーさん、
そう思いませんか?


「そんなんだったら、
 オレの毎日の方がよっぽど辛い!」
と…。


もう一度いいます。

殺人を犯した犯人が
何年の懲役に課されるかは大したことではありません。


実際の裁判では懲役の期間の長さだけが

係争の争点になることがほとんどです。



しかし、

懲役の期間の長さなのではなく、
「懲役」そのものの中身こそが問われるべきなのです。


日本の「懲役」では、
今現在イラク・バクダッドやチェチェン共和国で

日常生活を送っている善良な一般市民よりも
遥かに心地いい時間を過ごすことができます。


日本の「懲役」は「罰」なのではありません。


犯罪者に対する偏見を削ぐために設けられた
禊ぎのシステムに過ぎないのです。


皆さん、
絶対に犯罪の被害者にだけはならないように致しましょう。


一般市民の安全と人権を守らないこんな国に、
税金を払ってもいいと思えますか…?


爆弾私は人間が内包している攻撃性にビビリまくっています。
そんな恐怖に慄きながら、日々真実を求めているのです。
こんな軟弱な私ですが、是非みなさんの勇気をお分け下さい!
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