松本城 | おひさまひろば

松本城

松本と言えば、松本城です。

 

(堀に映る逆さ松本城。美しい城ではありますが、堀の水の色が

 松本にふさわしくない、と思うのは私だけ?)

 

日本最古の天守閣にして、現存する全国12天守の一つであり、

国宝5城のうちの一つに数えられる、いわずと知れた名城です。

城山公園を降りてここにやってきました。

お城の入り口にはボランティアガイドの詰め所があり

ガイドをお願いして早速城内をまわります。

 

堀は一周できるようにはなっておらず、

折り返して元の場所に戻り、太鼓門という反対側まで歩いてから

天守閣を目指します。(ガイドさんはここまで)

 

ガイドさんから聞いた話で一番印象に残ったことは

松本城も他の地域のお城と同じで、明治に入って壊される運命にありましたが

お城の敷地内にあった学校の校長先生がそれを阻止するために動いて

城内で博覧会を5回(!)開催して寄付を募って修理して残すことに成功した、

という話でした。

(**松江でも城を残すために莫大な寄附が集められたと聞きました)

 

城内に入ると、まず階段が非常に急でした。

敵が侵入しずらくするためですが、お城と言うのは御殿ではなく、

戦いに使うものということを教えられます。

 

(頭をかがめないと梁に頭をぶつけてしまいます。

 それにしても、外国人が多い(!!) 何人もが目の前で頭を打ってました)

 

江戸、明治、昭和の改修を経ているので

木材が全部古いもの、ではありませんが、

あじのある雰囲気は十分出ていました。

 

(天守閣最上階の天井。梁の組み方は複雑で積雪に耐えるための構造とのことでした。

 真ん中のお札は月を信仰するものだそうで、月に一回宗教的行事がかつてはあったそうです)

 

質素でお城というものがどういうものかがよくわかりました。

よく残してくれたなぁ、と先人に感謝。

なお、外堀は一時は住宅などが建っていてとのことでしたが、

現在改修と発掘が進んでおり、住宅は撤去、移設され

いずれかつての外堀の姿に戻る予定とのことでした。

昔からの文化を残そうという気概はまた別のところでも目にすることになります。

 

(つづく)